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職員室での人間関係が辛くて、学校に行きたくない!
など、考えてしまうことがある人は1人や2人ではないはずです。
生徒や保護者のことで悩むのはまだしも、なぜ教員の人間関係で悩まないといけないのか・・・。
と、考えたこともあるはずです。あまり理解されていませんが、教員の人間関係は深刻な問題です。
以下は教員がストレスと感じる内容のTOP5を抜粋です。
「長時間勤務」「保護者対応」「休日の少なさ」などは教員以外にも知られているほど有名ですが、「職場の人間関係」が入っているのは意外だったのではないでしょうか。

グラフを見やすく表にまとめると、
小学校 | 中学校 | 高校 | |
1位 | 長時間勤務の多さ | 長時間勤務の多さ | 職場の人間関係 |
2位 | 保護者対応 | 休日の少なさ | 休日の少なさ |
3位 | 職場の人間関係 | 職場の人間関係 | 長時間勤務の多さ |
となり、職場の人間関係がストレスになっている人がかなりいるということがわかります。職場の人間関係で悩むことは、当然になりつつあるということです。
しかし、人間関係は生徒のことについて考えるべきで、職員室の人間関係について考えるべきではないですよね?
僕は、1年目は職場の人間関係に悩まされていましたが、今ではほとんど悩まなくなりました!
この記事では、教員の人間関係から来るストレスを解消する方法を解説します。
この記事を読むメリット
- 職員室の人間関係がスッキリする!
- 人間関係の捉え方を変えれる!
- 明日からのストレスが軽減される!
職員室の人間関係を改善する3段階
職員室の人間関係を改善する方法は、以下の3ステップで改善していく必要があります。
- 知る
- 回避する
- 強くなる
1つずつ解説していきます。
知る|知るだけで解決できる悩みもある
まずは、職員室の嫌な態度や言動をしてくる人について、理解する必要があります。
- 人に干渉してくる人はたいしたことない
- 人に干渉してくる人は自己肯定感が低い
- 人に干渉してくる人とは思考の核が違う
イライラする相手に対して「そんなもんかと知っていれば、防げる悩みというものもあるということですね。

言葉を選ばないなら、「相手と対等にならない」ってのが大事ですね。
詳しくは以下の記事で解説しています。
人に干渉してくる人ほど、大したことはない

人に干渉してくる人ほど、大したことはないが多いです。
大したことない人ほど、他人のやり方に厳しく注意してきます。
- 「こうした方が良いよ!」
- 「これは絶対にこっちの方がいい!」
- 「こっちにしなさい!
対して、尊敬できる人は
- 聞いたときにだけ答えてくれる
- 「自分はこうしてるよ!」と紹介口調
別に冷淡な人というわけでもなく質問には回答してくれますし、世間話にも気さくに応対してくれます。
上司でも同僚でも、自分に不必要な干渉、悪口、うらみつらみを言ってくる人の意見は、聞いても得することはなく、気分を害するだけです。
まずは、自分が苦手としている同僚が、大したことはないということを知りましょう。

「こうしろ!」という人には、本当に信念を持って言ってくれる人もいますが、教育業界には、ほっとんどいません!
干渉してくる人は自己肯定感が低い

人に干渉してくる人ほど、自己肯定感の維持に必死です。
本当に尊敬している教員は、いろいろな場所で活躍しています。わざわざ、他の教員にマウントをとって、自己肯定感を上げる必要がありません。
対して、あまり尊敬できるところがない人は、あらゆるところで認めてもらおうと必死です。
そういった人は、
- 自分がどれだけすごいかを理解してもらいたがる
- 自分が経験してきたことと同じ苦労をさせたがる
- 自分がどれだけ頑張っているかを証明したがる
という特徴があることが多いです。ただただ本能のままに、気に入らない教員に罵声を浴びせることもあります。

自分の存在を証明したいくせに、新しいことを学ぶ気はないんだよね。
いじめの加害者が自己肯定感が低いために、他人をいじめるというのは有名です。
子どものいじめほど幼稚ではないにせよ、教員間のいじめにおいても、基本的に構造は同じだと思います。

自分が苦手としている人が、「自己肯定感」のために行動してくるんだと理解しましょう!
思考の格が違う

要するにあなたとあなたを困らせてくる同僚とでは、思考の格が違うのです。
あなたは、
- 人に何かを押し付けることはしないし
- 考えていることを決めつけてくることもない
- 怒鳴って威圧しても人のやる気が上がらないことを知っている
- 人のせいにもしない
に対して、相手は
- めちゃめちゃ自分の意見を押し付けてくる
- 意見だけ言ってきて肝心なところでは動いてくれない
- 他人には厳しいくせに、自分のことは言い訳ばかり
など、思考の格が違うんです。
思考の格が違う人間に対して、イライラするのはやめましょう!
相手は
- 相手を傷つける可能性
- 容姿をいじってはいけない
- 最近のジェンダー問題
など、何も知らないんです。

その幼稚な人が権力をふるってくるから、めんどくさいんだけどね!
同僚の場合、姿形は大きいですが、相手にどのような影響を与えるかも考えることができない発言・行動をしている時点で、思考のレベルはたかが知れます。
同じく教員免許を持っていようと、大学を卒業していようとも、思考の土台が異なるのです。
まずは、自分が苦手としている同僚が、自分と同じ次元で物事を考えない人であることを知りましょう。

そんな人が教員になっていいの?
至極当然の怒りであり、疑問であると思います。
しかし、そこはあなたが考えるべきことでもコントロールできることでもありません。
残念ながら、世界はそういうものである、と捉えるほか、自我を保つ方法はなさそうです。
回避する|とりあえず、その場を凌ぐ方法を身につける
「知る」ことで、心が少しだけ軽くなったはずです。
しかし、明日からあなたを悩ませる同僚からの強烈なアプローチが終わるわけではありません。
とりあえず、その場を凌ぐ方法は必要になってきます。
- とりあえず相手を褒めておく
- 相手とはかかわらない
- 他の人に相談したり報告したりする
1つずつ解説していきます。
褒める

とりあえず、嫌がらせしてくる人は褒めておきましょう。
だいたい干渉してくる人は、自己肯定感を高めるのに必死のため、こちらから自己肯定感を満たして上げましょう。
- 「すごいですね!」
- 「さすがです!」
- 「おぉー!」
- 「それは思いつきませんでした!」
などと、言っておけば大丈夫です。
基本的に、人は自分のことを褒めてくれる人に対して強くは当たれません。
いかにあざとく、いかに狙いがバレバレでも、自分を褒めて認めてくれる人に対しては優しくなってしまうのが人間です。
「なぜあいつはおれの凄さがわからないんだ!」とキレている人は多いので、日頃から相手の虚栄心を満たしてあげましょう!

なんで自分がそんなめんどくさいことをしなくてはいけないんだ!

気持ちはわかるけど、自分にできることの精一杯だからね!世の中は不公平なんだよ!
もし、自分がそこまで相手に合わせるのが嫌なのであれば、後述するように仕事ができるようになるしかありません。
関わらない

もう1つの方法が「関わらない」ことです。

僕が試してきた中でも、最も効果を感じています。
まず、こちらからは話しかけません。本当にその人しかわからないこと以外は、周りに尋ねたりして乗り切ります。
また、嫌な同僚が話しかけてきても、聞かれたことのみに回答します。
「今日はいい天気だな」と言われたら、「そうですね。」で終わりです。
間違ってもこちらから、「こういう日には、外に出て遊ぶのが一番ですね」などとは言いません。
正常に勘を働かせることができる上司なら、基本的には察してくれて、干渉してこなくなります。
しかし、こちらは割と鉄のハートが必要です。また、こちらの冷淡な対応に気付けない人も多くいるため、効果のほどは、ケースバイケースです。
相談・報告
3つ目の方法が「相談・報告」です。
もし、我慢の限界であれば、迷わず、信頼できる同僚に相談・主任や管理職に報告してください。
報告すると良い対象は、
- 正義感の強い上司
- 体面を保ちたい保守的な上司
- 各種相談機関
などが有力候補だと思われます。
よく人を選ばないと、いけません。安全思考な人を相談対象にしてしまうと、なぜかこちらが穏便になるように説得されて終わりです。
話だけ聞いて、「様子を見ようか、またなんかあったら言ってくれ」と言って何もしてくれない人もいます。
気をつけましょう。

スカッとする行動をしようとしても、あとで職場の雰囲気が悪くなるだけです!
強くなる|仕事ができれば干渉されない
「知る」ことで心を軽くし、「回避する」でその場しのぎのテクニックを学びました。
しかし、これだけだと根本的原因は解決していません。
もう二度と嫌がらせをしてこない、という状況を作り出す必要があります。
その最後の方法が「強くなる」です。
- 仕事ができる人は干渉されない
- どっちにしろ仕事はできた方がいい
仕事ができる人は、干渉されない

仕事ができる人は嫌がらせを受けにくいです。
みなさんの周りを見渡してみても、仕事ができる人で嫌がらせを受けている人はほとんどいないと思います。
※仕事ができても、態度が悪い人は別
嫌がらせといっても、子どものいじめではない以上、嫌がらせをする上司にも正当な理由が必要です。
- 教えてやる!
- なんでお前はダメなんだ!
などと上司が言うには、どうしても「できない人」を見つけないといけません。
もし、あなたが仕事ができる人間になると、いじられる可能性はグッと減ります。
- 知識!
- 嫌がらせをしてくる上司は、「あなた」に対して威張りたいのではなく、ただただ威張りたいのです。だからあなたが仕事ができるようになれば、他の人に威張りにいきます。
僕の実体験や知人の体験を紹介します。
実体験1
僕は2校目に赴任したとき、職員室でも飲み会の席でもありとあらゆる指示を受けていました。
周りの態度が変わったのは、授業評価アンケートでした。その学校では、授業評価アンケートが学校単位で実施されていました。
当然、周りの人たちは、僕に点数を自慢するために、僕の授業評価アンケートを見てきます。
しかし、僕の方が点数が高かったからか、次の日から何も指示してこなくなりました。
「わかりやすっ!?」となったのを覚えています。
他の具体例を紹介します。
ポイントブロックタイトル
僕の知人も、周りの教員から徹底的に指示を受けていました。
手帳やチョークを入れるケースまで指定してくる異常さです。当然授業のやり方も逐一、指示されていました。
そんなある日、研究授業を行うときがやってきました。研究授業では、上司の指示はなく、知人は自分の考えた授業を行いました。
その日、その上司は「おれが教えることは何もない」と捨て台詞を吐き、その後の授業のやり方への干渉が減ったそうです。
どっちにしろ仕事はできた方がいい


じゃあ、仕事ができない人は嫌がらせを受けて当然ということ!?

確かにそうなんだけど、ちょっと考え方を変えてみようか!
確かに人間関係のために、仕事ができるようになるのは、遠回りかもしれないし、仕事できない人を守る発言にはなっていません。
しかし、どのみち仕事はできた方がいいに決まっています。生徒のためや同僚のためや自分や家族のためにも、自分の生活を良くするために、仕事はできた方がいいんです!
もっとも時間がかかるかもしれないが、もっとも根本的な解決方法なんです!
- この記事の「知る」「回避する」で少し心を軽くする
- 少しだけ余裕を持って仕事するので、仕事が徐々にできるようになっていく
- 仕事ができるようになるので根本的な解決へ!
仕事ができるようになる動機が1つ増えただけに過ぎません。

どうやったら仕事ができるようになっていくのさ!

このサイトで、かなり誰にでもわかるように解説しているから、いろんな記事を読んでみてよ!
仕事ができるようになるのは、気持ちいいですよ!
転職を視野に入れる
仕事ができるようになりたくなり人は、転職を視野に入れましょう。
「教員」という人種が気に入らないのか、仕事ができるようになりたくないと思えるほど、教員の仕事に魅力を感じていない人もいます。
そういった人ほど、「転職」を視野に入れてみましょう。
今すぐに、転職する必要はありません。転職活動を、少しだけしてみると、また視野が少しだけ広がって見えます。
最後に
最後に、絶対にしない方がよい方法を紹介します。
それは「相手と話し合い、わかってもらい、考えを変えてもらうこと」です。
もし、一般的な会社なら、営業成績から自分の間違いを自覚してくれるかもしれません。
しかし、教育現場の教員には、絶対に正しい指標がありません。
全員が自分のことを正しいと思い込んでいます。
思い込みを崩すのは、本当に骨が折れます。一生付き合っていくくらいの覚悟でないといけません。
何度も言っていますが、自分でコントロールできる範囲で努力するのが、一番効率的です。
このサイトも活用しながら、仕事ができるようになり、人間関係に悩まない心のゆとりを手に入れましょう。