【入っていたらもったいない!】教員に不要な保険とは?

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【入っていたらもったいない!】教員に不要な保険とは?

保険会社におすすめされたこの保険ってどうなんだろう?

将来への不安や、「みんな入っている」という理由で保険に入ってしまいたくなりますよね?

でも、実際のところ、教員にとってほとんど不要な保険ばかりです。

この記事では、教員に不要な保険を解説します。

この記事のメリット

  • 不要な保険とその理由が理解できる!
  • 不要な保険に入っていた場合、解約すると資産が貯まる!
  • 今後、入る必要のない保険だと安心できる!

保険の基準

不要な保険を発表する前に、必要な保険と不要な保険を分けるための保険の基準について理解しましょう。

きちんと理屈で理解するのが重要です。

保険の本質を理解できているか?

保険の本質は、「低確率で破産しそうなものにみんなで備える」です。

それ以外の

  • 保険で得するか損するか
  • 増やすタイプの保険

などは、保険の本質から逸脱しています。

詳しくはこちらの記事で、超絶丁寧に解説しています。

ベースは「公的保険+貯金」で備える

教員は、全員公立学校共済組合か私学共済の保険に入っています。この保険と貯金で将来のリスクに備えます。

公的保険と貯金で備えきれない、破産リスクに民間の保険で備えます。

公的保険と貯金の話も、こちらの記事で丁寧に解説しています。

保険の本質とかいいから、とっとと「◯◯保険が要らない」って言ってよ!

これはダメです!

保険商品は、毎回毎回名前を変えてきます。たとえ「◯◯保険が不要」と言っても、来年には別の「△△保険登場!」となっていきます。

つくね
つくね

保険は、その仕組みを理解しないといけないんです!

教員に不要な保険

では、さっそく不要な保険について解説していきます。

思い出してほしいのは、以下の基準です。

  • 低確率の破産リスクに備えているか?
  • 貯金で対応できるか?

では、1つずつ不要な保険を見ていきましょう!

民間の健康保険は不要

教員に民間の健康保険は不要です。

病気や怪我のときに収入が途絶えるときは、

  • 病気休暇
  • 病気休職
  • 傷病手当金
  • 付加給付
  • 障害年金
  • 労災保険貯金

で備えられます。これらは公的保険の中に入っています。

病気や怪我のときの治療費は

  • 高額療養費制度
  • 付加給付金

で備えます。300万円ほどかかる医療費も月に20,000円から7万円付近で済むでしょう。

公的保険と貯金で備えられます。

がん保険は不要

教員にがん保険は不要です。がんになったときでも、先程の病気のときと同じです。

収入が途絶えるときは、

  • 病気休暇
  • 病気休職
  • 傷病手当金
  • 付加給付

で備えます。

がんの治療費は、

  • 高額療養費制度
  • 付加給付金

で備えます。

がん保険では先進医療が受けられるんじゃないの?

民間の保険で受けられる「先進医療」と呼ばれているものは「保険未適用治療」です。

がんは保険適用の標準治療が最も効果のある治療です。

私はがん家系なんだけど・・・

論点のすり替えです。保険で備えられるのはがんの治療費です。がんになるのを防いだり、がんを治すための保険ではありません。

学資保険は不要

教員に学資保険は不要です。

理由は、ほとんど増えないから。利回りが18年間で0.5%しかありません。

18年間も資金を拘束するのに、増えなさすぎです。貯金で十分です。

学資保険は強制貯蓄できますよ!ぼく貯金苦手です!

子どものために貯めているお金を使ってしまうかもしれないところにそもそもの問題があります。また、強制貯蓄は財形貯蓄でも可能でし、住信SBIネット銀行の「目的別口座」で一括管理できます。

学資保険は保険の機能もあります!

確かにありますが、学資保険の保険機能のためだったら掛け捨て生命保険で月数百円で済みます。

ペット保険は不要

ペット保険は、一見必要に見えますが、不要です。

理由は、人間の健康保険ほど、しっかりとした保険ではないからです。例えば、以下のような点がペット保険の不完全なところです。

  • 保険適用外が多い(予防医療・慢性疾患・高額手術)
  • 自己負担が3割だとしても高い
  • 保険料が高い
  • 更新を断られる場合が多い
  • 老犬は断られやすい

生活が破綻するリスクもありません。もし、治療費で生活が破綻するリスクがあるのなら、ペットをそもそも買う水準にありません。

ペットを家族として、医療保険に入っているようなものだよ!

その医療保険が人間ほど、「もしもの場合」に備えられていないのが問題です。せいぜい定期的な診断や点滴に使えるだけで、それらもだいたい安心したいだけのときです。

高い保険料をペットのQOL向上に使うか、病院代のための貯金に回しましょう。

地震保険は不要

地震保険は不要です。確かに地震では、生活が破綻しそうなため、一見保険で備えるのが正しいように思われます。

しかし、地震保険はとにかく保険適用がされにくいです。地震で倒壊する家は多くて、納められた保険料では適用しにくいのが現状です。

東日本大震災でも、ほとんどの家が保障対象にならず、部分保障が多いです。地震保険はシステム上、不可能ということになります。

車両保険は不要

自動車の車両保険も不要です。対人・対物保険は必要です。

車両保険は、修理費用の前払いです。

毎月5,000円支払って、年6万円。5年で30万円です。

  • 確定で5年で30万円支払うか
  • 事故が起こってから30万円支払うか

の違いです。

5年で30万円を超える事故を起こすかもしれないじゃないか!

たとえそれが50万円の修理代であっても、生活は破綻しません。保険の本質からズレています。保険は得するか損するかのギャンブルではなく、破産リスクに備えるものです。

民間の介護保険は不要

民間の介護保険も不要です。公的保険で介護保険に入れています。

  • 40歳から加入
  • 要介護になると介護サービスが自己負担1割で使える

介護保険は、国でも運営に困っている保険です。民間の保険会社にどうにかできる問題ではありません。

保険料が高く、要介護状態と認めてもらえない場合が多いです。

増える保険は不要

保険商品の中には、なぜか増える保険があります。「貯蓄型保険」と呼ばれる商品です。

この貯蓄性のある保険も不要です。

そもそもの保険の本質を外しまくりです。保険は「破綻リスクにみんなで備えるもの」のはず。

つくね
つくね

それなのに「増える」って・・・。

  • 終身保険
  • 養老保険
  • 変額保険
  • 個人年金保険

これ、全部不要です。掛け捨ての生命保険と考えても、保障が薄すぎるし、投資と考えても利回りが少なすぎます。

不要な保険不要な理由
終身保険投資した方が効率が良い
養老保険保険部分がほぼ貯金と変わらない
変額保険投資した方が効率が良い
個人年金保険投資した方が効率が良い
払済保険機会損失になる

トータルこれらの保険は、保障がほとんどない保険利回りが低い投資を組み合わせた商品です。

掛け捨ての保険と投資を自分で組み合わせれば、同じ金額で手厚い保障と利回りが高いことが期待できる投資ができます。

よくある質問

自分はペット保険に入っていて、得したよ!

個人的経験と統計は異なります。99人損して、1人得するような保険でも「自分は得した」と言いがちです。自分の過去の選択が間違っていたと認めたくないだけでしょう。

保険は強制的な貯金になるよ!

貯金なら自分で貯金すれば良いです!住信SBIネット銀行なら「目的別口座」として、口座を複数個作れるので、そこに用途別にお金を入れておけば大丈夫です!

保険で不安解消になるんだよ!

数字と論理で判断していないから不安になるんです。毎月の保険料で貯金が足りなくなり、結局不安は解消されません。数字で判断していないと、「この保険で足りるのか?」と結局また不安になってしまいます。

つくね
つくね

考えることから逃げるべきではありません!

保険には、節税効果がある!

10万円支払うと1万円の控除があると言われているようなものです。9万円損しています。年末調整と年末の給与明細で得したと思っているだけで、本当はもっと貯金残高が高かったはずです。

保険は付き合いで入っているんです!

付き合いで、保険会社を通して月に10,000円支払っているなら、直接親戚に10,000円支払ってあげればいいです。親戚や知人に保険解約を伝えにくい精神を、「付き合い」として納得しているだけでしょう!

今、解約すると損をするんです!

「解約すると損するから!」とそのままにしている方が、機会損失になります。100万円保険に投資して、現在解約すると70万円とするなら、確かに30万円損です。

しかし、70万円が100万円になるのをずっと待っているより、70万円を別の有料な投資商品にまわした方が得です。

保険会社の担当がなかなか解約させてくれない

それはそうです。解約すると担当者のボーナスが減るわけですから。理由を説明せずに、「解約書類をください」で大丈夫です。りんごを買うときに、店員に理由を説明しないはずです。

教員に必要な保険は?

逆に教員に必要な保険はどのような保険でしょうか?具体的には以下のようになります。

すべて低確率では破産リスクがあるものですね。

  • 自動車の対人・対物保険(自動車を持っている人)
  • 火災保険
  • 掛け捨て生命保険(子どもの教育費)

終わりに

まとめましょう!

  • 保険の本質は大損害にみんなで備える
  • 公的保険と貯蓄で備える
  • 必要な保険は3つ
  • それ以外の保険は不要

保険は本当に論理と数字で考えないといけません。感情が混じってくると、厄介です。特に教員は安定した給与が入ってくるため、「これで今まで大したことはなかったんだから、解約しなくて良いんだよ!」という現状維持バイアスがかかってしまいます。

本当はもっと貯金が増えて、楽ができたことを認めようできなくなります。

保険は本当に本質が大事です!

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