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「早く帰りたい」って言う割に、なかなか帰らない人いない?
それは深層心理では、別のことを考えているからなんだ!
教員のみなさん、一刻も早く帰りたいですよね?
しかし、仕事が遅くて業務が多いから帰れない、と思っていませんか?
実は、”早く帰るためのマインド”を持っていない人は多いです。
今回は、早く帰りたい教員がなかなか帰れない理由を解説します。
自分も当てはまってないか、確認してみてください!!
早く帰ることよりも承認欲求
多くの教員にとって早く帰ることよりも”承認欲求”の方がはるかに重要です。
承認欲求を得ることは、早く帰ることよりも重要な指標なのは間違いないです。
教員になりたい人の半分くらいは、そうじゃないかな?
生徒や保護者からの承認欲求
教員は、生徒や保護者からの”承認”を大事にします。
例えば、
- 授業が生徒に褒められる
- 行事が生徒に褒められる
- 保護者に感謝される
などが、それにあたります。
つまり、「早く帰りたいんだけど、生徒や保護者に感謝されるためならば、残って仕事しよう!」
って、感覚に陥っているのです。
別に、良し悪しの話はしていません。そういう傾向にあるという話です!
同僚からの承認欲求
教員は同僚からの”承認”を大事にします。
例えば、
- 同僚から仕事が早いと言われたい
- 同僚から授業が良いって言われたい
- 同僚から”できる人”と思われたい
などが、それにあたります。
つまり、「早く帰りたいんだけど、同僚に褒められるためならば、残って仕事しよう!」
って感覚に陥っているのです!
これも良し悪しではなく、たくさんの教員を見てきてそう感じることが多いと実感しています。
しんどくても達成感がある方がいい
実は、しんどいことよりも達成感がある方が、いいんです!
これは教員に限った話ではありません。
- 活躍する
- 人の役に立つ
- 感謝される
こういったことというのは、しんどいことよりも優先されます。
しんどくて早く帰れないのではなく、
まだまだ承認されていない、というのが早く帰らない教員に共通する特徴になります。
チェック
教員は早く帰りたいと心から願っているのではない
教員は承認欲求が満たされていないから早く帰らない
なぜ早く帰らないのか?家の過ごし方について
「なぜ教員は早く帰らないのか?」について、家の過ごし方からも考えてみましょう。
理由は以下の3つです。
- 早く帰ってもやることがない
- 家には認めてくれる人がいない
- 中途半端な時間を使えない
1つずつ解説します。
理由1:早く帰ってもやることがないから
早く帰れるのに帰らない教員は、早く帰ってもやることがないことが多いです。
つまり、暇です。
教員は割と王道な人生の道を歩む職業です。
- 就職する
- 車の購入
- 結婚
- 持ち家の購入
- 出産
- 子育て
それは長い目で見れば、やることはありますが、1日単位で見ると特に何もすることがないことがわかります。
「だったら、人の役に立てる職場にいよう」と思うのは当然かもしれませんね。
理由2:家には認めてくれる人がいない
早く帰れるのに帰らない教員は、家に認めてくれる人がいない、というケースもあります。
教育は割と、生徒と接すれば接するほど効果があります。
しかし、家族はいつも「すごいね」と言ってくれる存在ではありません。
また、1人暮らしをしている人なら、なおさらです。
「だったら、人から褒めてもらえる職場にいよう!」と思うのは当然かもしれませんね。
理由3:中途半端な時間を使えない
早く帰れるのに帰らない教員は、「中途半端な時間を使えない」場合も多いです。
教員というのは、業務が多く体力を使う仕事です。
つまり、帰宅できたしても、できることに限りがあります。
旅行に行くことはできませんし、ディナーを楽しむことはできません。
がっつり映画を見たり、内容の濃いゲームをしたりする時間も体力もありません。
よって、2・3時間くらいの中途半端な時間と体力が余ります。
「どうせ時間をうまく使えないなら、学校で仕事しよう!」って気持ちになるわけです!
チェックポイント
早く帰ったところで、お家が職場より、いたい環境ではないことが多い
早く帰らないことで得られるもの
逆に早く帰らないことが得られるものを紹介します。
主に次の3つです。
- 悲劇のヒロインになれる
- しんどいのに頑張ってる自分になれる
- なんやかんやで楽しい
1つずつ解説します。
悲劇のヒロインになれる
まず、学校に残っていると”悲劇のヒロイン”になれます。
- なんて私はかわいそうなんだ
- なんて私は辛いんだ
など、弱い立場で健気に頑張っているポジションを獲得できます。
もし、悲劇のヒロインポジションをとらないなら、別のポジションをとる必要があります。
- 主任などの形式的なポジション
- ICTなどのスキルを持ったポジション
- 毎日、明るいなどの性格上のポジション
悲劇にヒロインでいることは、特に頭を使う努力をしなくて済みます。
しんどいのに頑張ってる自分になれる
遅くまで残っていると”しんどいのに頑張ってる自分”になれます。
人間は存在意義と戦う生き物です。
「僕は、過酷な環境で精一杯がんばっている」
という主人公のような世界観に浸かることができるので、自分で必要のない仕事を作って、それをひたすらこなしている人も多いです。
なんやかんやで楽しい
遅くまで残っているとなんやかんやで楽しいです。
特に、遅くまで残る教員とは、仲間意識が芽生えます。
「何かを頑張っている」という共通点ができるのと同時に、
誰にでも話すわけではない話を共有することで、”親友”のような関係になれます。
そのような人たちと、とりとめもない話をするのがなんとなく楽しくて、職員室に残ってしまう人は多いです。
チェックポイント
職員室に残っていると、自分を簡単に肯定でき、人とのつながりを感じられる
早く帰りたいなら捨て去るべきもの
では、早く帰りたいならどうしたらいいのでしょうか?
結論からいうと、以下のものを捨てる必要があります。
- 愚痴を言う自分
- 無駄な会話
- 教育界や時事ネタに対して自分の意見を言う謎の時間
- 「あとちょっといてみよう」という謎の間
1つずつ解説します。
愚痴を言う自分
愚痴を言う時間は、できるだけ無くしましょう。
本当に何の意味もないからです。
愚痴を言う時間ができるってことは、すでに嫌なことで時間を浪費してしまったということです。
さらに愚痴を言って、時間を浪費することはありません。
しかも、愚痴を言うと、言われた方の愚痴を聞く必要もあります。
どんどん時間がなくなっていきます。
愚痴を言うときは、「このひと」ってのを決めることで、最小限にできますよ?
無駄な会話
無駄な会話を減らすのも早く帰るコツです。
- 同じ同僚の愚痴
- 同じような同僚の愚痴
- 生徒・保護者の愚痴
特に、「同じような同僚の愚痴」に気をつけましょう。
Aさんの「必要のない仕事を勝手に作る愚痴」を1回言ったら、同じように勝手に仕事を作られても、
「はいはい、いつものパターンね」
と流せるようにしましょう!
意外と冷静じゃないとこのような見方はできないですよね!
教育界や時事ネタに対して自分の意見を言う謎の時間
教育界に関して、なぞの意見を言う時間もやめましょう。
ほとんどのニュースがあなたとは全く関係ありません。
- 教育委員会への愚痴
- 文科省への愚痴
- 人手不足に関する私的な見解
どれだけクリティカルなことを言ったとしても、あなたの労働時間は減りません。
クリティカルな意見を言えたことで、自己肯定感を上げるのを辞めましょう!
仕事ができるようになってから、会議の場でクリティカルな意見を述べましょう!
「あとちょっといてみよう」という謎の間
「あとちょっといてみよう」という謎の間(ま)もなくしましょう。
ほとんど仕事が終わって、ちょっと余裕があるときに発生しやすいです。
- ちょっと廊下でも見てみよう
- ちょっと他の同僚の仕事をみてみよう
- ちょっと部活現場を見てみよう
必要ないです笑。
特にいつも21時まで残っている人が17時などに仕事が終わるときにありがちです。
帰ったらいいんです!笑
チェックポイント
早く帰りたいなら、自分で変な時間を増やさないようにしましょう!
どうしたら早く帰れる人間になれるか
どうしたら早く帰れる人間になれるのでしょうか?
以下の方法をおすすめします。
- 愚痴を言わない
- 周りの目を気にしない
- 帰ってすることを決める
それぞれ解説します。
愚痴を言わない
とにかく愚痴を言わないようにしましょう。
たまに、
- Aさんの愚痴をBさんに
- Bさんの愚痴をCさんに
- Cさんの愚痴をAさんに
って人がいますけど、無駄です笑。
人としてどうなのか?の前に、時間が無駄です。
何も解決しません。
AさんとBさんとCさんに仲間意識を持たれて、飲み会とかに行ってしまい、さらに時間を浪費するきっかけになります。
周りの目を気にしない
周りの目を気にしないのも重要です。
早く帰れない人は、「良い人」になろうとしています。
結局、遅くまで残っている人が一番評価を下げないんです。
早く帰る人からは、「遅くまで残って偉いね」と言われ、
遅く帰る人からは、仲間意識を持たれます。
周りからの評価を気にしすぎる人ほど、遅くまで残って仕事してしまいます。
周りの評価は気にしないようにしましょう。
帰ってすることを決める
帰ってすることを決めるのが、最も重要です。
要するに、
- いらない仕事を決めて
- スキルを身に着けて
- 人の目を気にせずに
ということをしてまで、家でしたいことがないのが問題です。
転職の準備でも、副業でも、家族と遊ぶでも、趣味でもなんでもいいので、帰ってしたいことを考えましょう!
例えば、僕でいうとこのサイトの管理です。
早く帰りたくて、うずうずしています。
当てはまらない人は?
ここまでの特徴に当てはまらない人は、早く帰りたいマインドになっていることです。
正真正銘、早く帰りたいマインドになっているのに、業務が多くて帰れない人はスキル不足です。
スキル不足
スキルを身につければ、業務を改善して早く帰ることができます。
- 優先順位を考えるスキル
- ICTスキル
- 生徒対応などのスキル
などなどのスキルを身につければ早く帰れます。
詳しくは、以下のロードマップを参照してください。
最後に
本当に本当に本当に、強くおもいます。
仕事の効率化できても、せいぜい1つの仕事で5分とか15分短縮しかできません。
にもかかわらず、よくわからない話で1時間も無駄にすると、いくら業務改善しても間に合いません。
まずは、早く帰りたいというマインドがそろってこそなのです!