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今から帰ろうと思うんだけど、周りのみんなが職員室に残っていて、帰りづらい。
このような悩みを持っている人は、多いのではないでしょうか?
もちろん、気にせずに帰ればいいのはわかっているんだけれども、いざ帰るとなると、やっぱり気になる・・・、という人も多いはず。
1日は帰れても3日連続で早く帰るとなると、少し気になる・・・。
あとで職員室で何か言われていないか気になる?人間関係が悪化しないかな?
他にもこのような悩みを持っている人も少なくないはず。
私も最初の方は、周りを気にして特に仕事もないのに、勝手に仕事を増やして残っていたことがあります。
しかし、ある方法を継続的に実践することで、自分の中での気持ちを整理することができ、周りを気にせず帰ることができるようになりました。
今では、「むしろ早く帰り!あとはしておく!」と言われるようになりました。
結論から言うと、私が実践した方法は「分業して貢献する」でした!
この記事では、「分業で貢献」という方法がなぜ周りの教員を意識せずに早く帰ることに効果的なのかを説明します。
他者に貢献すれば自分の中で気分が楽になる
周りに貢献している人が早く帰るのに文句を言う人はいない
まずこの記事で最も大切なことをお伝えします。
それは、職員室の言動や行動の正義は「何を言ったか・何をしたか」ではなく、「誰が言ったか・誰がしたか」だということです。
✖︎ 何を言ったか・何をしたか
○ 誰が言ったか・誰がしたか
つまり、「早く帰る」という行動に周りの人が嫌な顔をしたり、疑問に思ったりする基準は「誰が帰ろうとしているか?」です。
学校の中で一番働いている人や貢献している人を想像してみましょう。
その人が帰宅することがあったときに、嫌な顔をする人はいるでしょうか?
そうなんです!いつも職場にGive(与えている)できている人は、何をしても苦情が来る可能性は低いです。
あなたが職場の誰かに何かで貢献することができていれば、何かを言われたり、思われたりする可能性はグッと下がります。
問題ありません。貢献方法については、後述することにします。
自分も帰る自信を持てる
「チームの人に貢献できている」と自分で思うことができれば、帰ることの後ろめたさはなくなります。
「みんなまだ残っているけれど、帰っても大丈夫かな?」と思ったら、直近で何かで貢献したものはなかったか思い出しましょう。
思いつくことができたら、胸を張って帰りましょう!
もし思いつかなかったら、いずれ貢献するんだ!と誓って、未来への覚悟と責任感を胸に帰りましょう笑。
ラーメンの口になってから、カレーを食べるのが、難しいように、
一度帰るメンタルになってから、やっぱりもうちょっと頑張るというのは効率が悪いです笑
早く帰って、リフレッシュして、違う場面で貢献しましょう!
分業すれば、誰でも貢献できる!
一度自分が取り組んだら、他の人の分まで終わらせてしまおう!
自分が周りに貢献できることなんて、おもいつかないよ?
全く問題ありません。誰でも周囲に貢献できる方法があります。それが「分業」です。
例えば、何かの行事でTシャツをクラスで購入することになったとします。
保護者への案内を書くことが命じられました。
私なら、自分のクラスの保護者案内書ではなく、全クラスの文書を作成することを申し出ます。他のクラスの案内文書を書くことができれば、他者へ貢献することができるからです。
これがそうでもないんです!
保護者案内文書の1枚目を作成する時間と2枚目を作成する時間は全然違います。
1枚目を作成する行程は以下の通りです。
- フォーマットを作る(過去のを探す)
- 案内文書を書く
- 読み直す
- 主任などに確認してもらう
ですが、これが2枚目の作成となると、
- 文書の「氏名」「クラス」を変える
で、終わってしまいます。
1枚目さえ作ってしまえば、2枚目を作るのも3枚目を作るのも負担にはなりません。
案内文書を書く枚数とかかる時間は以下のグラフのようになるはずです。
作成した案内文書を他のクラスの教員に渡すとしましょう。
あなたの中では、2枚目の作成時間は5分でした。
しかし、渡された教員からすればどうでしょうか?
あなたが5分で作成したプリントですが、渡された相手からは「30分」分の仕事をしてくれたのと等しいのです。
これが分業の魔力です。自分の少しの努力で周囲に多大な貢献をすることができます。
周りの教員の30分かかる仕事を「0」にしたのだから、30分早く帰っていいに決まっています!そうは思いませんか?
スキルがあればもっと貢献できる
先ほど、特別なスキルがなくても、周りに貢献できる方法を紹介しました。
しかし、特別なスキルがあれば、その効果は50倍に膨れ上がります。
ここでも具体例を用いて、考えましょう。
例えば、学校評価アンケートのようなものを教職員に実施するとします。
本来であれば、以下のような行程が必要です。
- アンケートをWordで作成
- 職員の人数を数えて、人数分印刷
- 全教職員に配布
- しばらく経って回収
- 回収したものからまだ提出していない教員を絞り込む
- 全員提出できたら、集計する
- Excelなどに入力してファイルとして保存する
- アンケート用紙を保管、もしくは処理する
もし、あなたがGoogle フォームというアンケート機能を使えたらどうでしょうか?
さきほどの行程は以下のようになります。
- アンケートをGoogle フォームで作成
- 職員に送信
これで終わりです。使ったことがない人は疑わしいと思うかもしれませんが、本当です。
「まだ提出していない人の絞り込み」「集計」「Excelのデータ化」など、すべて自動で行ってくれます。
一週間はかかる作業も半日で終わってしまうでしょう。
もし、あなたが学校評価アンケートを実施しなければならない教員の仕事をこのように助けたのであれば貢献時間は一週間です。
そんな人が早く帰ろうとしています。誰が不機嫌になるでしょうか?
つまりスキルを持っているということは、自分の仕事を早く終え、相手の仕事も早く終え、人間関係まで良好にできるという世界を救う魔法を持っていることと同じなのです!
慣れない人は、習得に時間がかかるでしょうが、一度覚えてしまえば半永久的にあなたはそのスキルで周囲に貢献し続けられます。
分業で貢献するときの注意点
ここまで分業で貢献すれば、誰でも人間関係を良好にしながら、帰ることができる理由を説明してきました。
しかし、この方法にはいくつか落とし穴があります。ここでは注意点を記載しますので、どうぞ最後までお付き合いください。
謙虚に貢献する:してやった感は出さない
残酷な事実ですが、どんなに貢献しても、偉そうな態度をとってしまうと、プラスマイナスゼロになってしまいます。
この記事の冒頭を思い出しましょう。
✖︎ 何を言ったか・何をしたか
○ 誰が言ったか・誰がしたか
でした。
つまり、周囲にいくら貢献していても、偉そうな態度をとられると印象は悪くなるということです。周りに貢献していても、謙虚でいることができれば、相手に”貸し”が生まれます。
態度一つでせっかくの貢献を台無しにしないように気をつけましょう。
相手が大事にしている仕事は奪わない
職員室にはぜーーーーーーーーーったいに忘れてはならない概念が存在します。
それが、「みんな、自分の存在意義を示したい・奪われたくない」ということ。
基本的に教員は、”新しいモノ”を拒絶します。
自分の存在意義を脅かすかもしれないからです。
私の学校にオンラインのアプリが導入されたときも、タブレットで学習していくシステムが導入されたときも、何人かの教員が反発しました。
安定思考が多い教員は新しいものが出てきて、自分の席を奪ってしまうことを極端に恐れています。
さきほど、触れた学校評価アンケートも、アンケートをとること自体を自分の役割=存在意義のように感じている人も中にはいます。
そういった人の仕事を手伝っても、悪い印象しか与えません。
「なんでもかんでも機械化すればいいというものではない」
という謎の精神論を叩き込まれることになります。
小難しいですが、そこは良い人間関係の構築において、理解するしかありません。
みんなが本心からやりたくないと思っている仕事に絞って、手伝っていきましょう!
まとめ
今回の記事では以下のことを説明しました。
他者に貢献する
分業して貢献する
自分の態度と相手に注意
他者に貢献できれば、あなたはずっと職員室から帰りやすくなるはずです!
スキルを身につければ、できることが増えていき、自分の仕事を減らすことができます。
さらに、そのスキルで相手に貢献することで人間関係を良好にすることもできます。
何かのスキルを身につけることは、私たちに時間と心に余裕をもたらしてくれます。
今すぐにとは言いません。3年くらいかけてじっくり自分のスキルを伸ばしていきましょう!