【注意!】教員が業務効率化のための仕事術を身につける時の注意点とは?

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【注意!】教員が業務効率化のための仕事術を身につける時の注意点とは?

仕事術を身に着けて、スマートに仕事をこなしてやるぜ!

このように駆け出しのころや長期休み明けのときは、意気込んでしまうものです。

スキルを身につけたり、効率化のアイデアを調べたりすることもあると思います。

しかし、思ったより劇的に働き方が変わらないなぁと感じることが多いのではないでしょうか。

なぜなら仕事術を身につけるには、「続かない」という落とし穴があるからです。

僕は職場の同僚が仕事術やツールを身につけるのを支援してきましたが、仕事術が身につかない多くのパターンが継続できていませんでした。

この記事では、なぜ業務の改善が「続かない」の解説します。

この記事を読むメリット

  • 業務効率スキルが上がる
  • 仕事ができる人の考え方がわかる
  • 仕事ができる

なぜ仕事術は身につかないのか?

なぜ教員の業務を効率化する仕事術が身につかないのでしょうか?

理由は以下の通りです。

  • 1度生産性が落ちるのを受け入れられないから
  • 教員は変化を嫌いがちだから

理由①:1度生産性が落ちるのを受け入れられないから

仕事術が身につかない1番の方法が、「1度生産性が落ちるから」というものです。

新しいスキルを身につけるときは、必ずそのスキルに慣れるために生産性は落ちます。

例えば、テスト作成の場面を想像してみましょう!

テスト作成の場合

例えば、テストを手書きで作成しているAさんを想像してください。

もちろんあなたはAさんに「手書きではなくて、パソコンで作る方が早いですよ?」と伝えますよね?

するとAさんは、こう言うはずです。

「今は、テストを作らないといけないので忙しい。また今度ね!」

Aさんのテスト作成は急には速くなりません。パソコンを覚えないといけないからですね。

そう!パソコンを覚える分、初めのテストに限っては、手書きより遅くなるんです!

あなたはパソコンを使用したことがあるため、「慣れさえすれば、すごく楽になる!」と思えます。
しかし、Aさんはパソコンに慣れた姿を思い浮かべられません。

Aさんが「これだったら、手書きの方がマシです!」と思ってパソコンを続けられなくなる可能性がありますよね。

よくある仕事術を身につけるときのイメージは以下の通りです。

しかし実際には、仕事術が効果を発揮するまでのイメージは以下のようになります。

この、一回生産性が落ちる期間をどれだけ我慢することができるかが重要です。

これが仕事術をマスターできるかどうかの境目になるというわけですね!

つくね
つくね

1回スピードが落ちるものだと理解できないと、何のスキルも身につかないんだよね!

理由②:人は変化を嫌う

人は変化を嫌い、安定を好む生き物です(ホメオスタシスも呼ばれています)。

教員とはどのような人たちでしょうか?

多くの人は、「経済的に安定した職業」というところに惹かれたはずです。したがって、教員には安定していたい人は多いです。

変化のない生活を送っていると、ストレスを感じません。しかし、新しいことを始めるとストレスを感じやすくなってしまいます。

テストを作るときに、すでに手書きで数十枚書いてきている人と、全く書いたことのないパソコンでのテスト作りならば、変化のない手書きを選んでしまいたくなります。

しかも、たちの悪いことに、ほとんどの人が無自覚なんです。

つくね
つくね

まずは、自分が変化を嫌う人間だということを理解しましょう!

理由③:スキルは簡単には身につかない

スキルは簡単には身につきません。

ちょっとした努力で、パッと生産性が上がって、シュッとできるスキルはないの?

そんなものはないです!ほとんどの人が、労力をあまりかけずに、スキルを積み重ねようと思っています。

確かに教員になるまでに勉強は頑張ってきましたが、大学生頃から徐々に頑張らなくなってはいないですか?

スキルを身につけるのには、体力と時間がそれなりにかかります!

仕事術を導入するとき、どうすれば継続できるのか?

では、どのように理解すれば、仕事術が身につけるように継続できるでしょうか?

  • 継続しにくいと理解する
  • 仕事術を身に着けた未来を想像する
  • やらない理由とできない言い訳をしない

継続しにくいことを理解する

まずは、継続しないと仕事術は身につかないことを自覚しましょう!

仕事術の習得のためには、1度生産性が落ちることを理解していれば、作業スピードが遅くなっていたとしても受け入れられます。

また人間が変化を嫌うことを知っていたら、

「今は仕事術○○を導入して、ストレスがかかっているけれど、そのうち慣れる」

と落ち着いてものごとを考えられるようになります。

ストレスも自覚できていれば、グッと継続確率は高くなります。

仕事術を身につけた未来を想像する

仕事術を身に着けた未来を想像すれば、継続しやすいです。

仕事術を身につければ、

  • スキルは一生使える
  • 早く帰れるようになる
  • 生徒と接する時間が増える
  • 家族と接する時間が増える

など、目標があれば継続しやすくなります。

先ほどのグラフで説明すると以下の通りになります。

オレンジのグラフは慣れた方法でこの先も仕事する場合、青のグラフは何かしらの仕事術を導入した場合を指しています。

見れば、分かる通り、一度青のグラフはオレンジに負ける時が来ますが、一度身につけて終えば、オレンジに負ける時はきません。

仕事術やスキルは、一生もののあなたの武器として活用できるんです!

やらない理由とできない言い訳を探さない

人間というのは、「やらない理由とできない言い訳」を考える天才です。

その瞬間だけIQが5000になります。

私が今まで、「この採点方法の方が早いですよ〜!」っと言ったら、

  • これだけの枚数だから、そんなに関係ないですよ
  • ただ採点は早ければいいってもんじゃないんですよ!
  • 何も考えず、ただ無心で採点するのもいいんです!
  • 私のテストは単語が多いから、大丈夫です!
  • 私のテストは論述が多いから、大丈夫です!
  • 私はこの先、教員人生が長くないから大丈夫です!

謎に謎が重なり、謎を呼んでいます笑。

断る人は誰も一回も実践しようと思いません。一回くらいやってみて、それでも合わない、ということはあると思います。

しかし、断る人はほぼ全て一回も実践しません。そのときに、納得できるだけの回答を聞いたこともありません笑。

つくね
つくね

みなさんも「やらない理由とできない言い訳」を探すのやめましょう!

仕事術の習得を早める方法

仕事術の習得を速める方法を解説します。

  • 1回で一気に習得する
  • 人に聞く

一回で一気に習得する!

仕事術を最速で習得するための方法として、一回に習得する!

というのがあります。何日もかけると習得にかかる時間は多くなります。

例えば、Google フォームでアンケート実施を習得しようとして、

  • 1日目:フォーマットを学ぶ
  • 2日目:タイトルの付け方を学ぶ
  • 3日目:質問の仕方を学ぶ

という風に長期間で作成しようとすると、前回の復習に時間がかかりますし、実践するまでに、習得しようと思った動機を忘れてしまいます。

一回で習得しようとすると、総学習時間が短縮できます。

人に聞く

習得に詰まったら、人に聞きましょう!

もし、その仕事術を身につけている人が身近にいるなら、コツなどを聞いたりしましょう!

先にしんどいことや詰まりやすいところを教えてもらうと習得が早くなる可能性があります。

まとめ

この記事では以下のことを説明しました。

  • スキルを学ぼうとすると時間がかかる
  • 生産性は一度落ちる
  • まずはそれを自覚する
  • 未来を想像する

自分が仕事術を身につける時も人に身につけてもらう時も、必ず忘れないようにしましょう!

知っていれば、防げる誤解があります。知っていれば、乗り越えられる障害があります。

みなさんもぜひ、これらを理解して、仕事術をマスターしていきましょう。