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今から帰ろうと思うんだけど、周りのみんなが職員室に残っていて、帰りづらい。
このような悩みを持っている人は、多いのではないでしょうか?
もちろん、気にせずに帰ればいいのはわかっているんだけれども、いざ帰るとなると、やっぱり気になる・・・、という人も多いはず。
- 1日は帰れても3日連続定時で帰るとなると、周囲の目が気になる
- あとで職員室で何か言われていないか気になる・・・
- 人間関係が悪化しないかな・・・
他にもこのような悩みを持っている人も少なくないはず。
私も最初の方は、周りを気にして特に仕事もないのに、勝手に仕事を増やして残っていたことがあります。
しかし、ある方法を継続的に実践することで、自分の中での気持ちを整理することができ、周りを気にせず帰ることができるようになりました。
むしろ早く帰ることを歓迎されるようになりました!
この記事では、「分業で貢献」という方法がなぜ周りの教員を意識せずに早く帰ることに効果的なのかを説明します。
この記事を読むメリット
- 職員室の雰囲気を気にせずに早く帰れる
- 気持ちよく定時退勤できる
- 注意!
- 労働者の権利として、「定時退勤」は当たり前です。普通に帰宅してもいいんです!
この記事では、「帰りたいけど周りの目が気になる」という人を対象にしています。
他の教員に貢献すれば自分の中で気分が楽になる

結論から言えば、他の教員に貢献すれば、周りを意識せずに帰れるようになりました。
他の人に貢献できるようになると、気にせずに帰れるようになります。
以下のような理由があるからです。
- 周りの教員に貢献している人に文句を言う人はいない
- 自分も帰る自信になる
周りの教員に貢献している人に文句を言う人はいない
まずこの記事で最も大切なことをお伝えします。
それは、職員室の言動や行動の正義は「何を言ったか・何をしたか」ではなく、「誰が言ったか・誰がしたか」だということです。
- ✗:何を言ったか?何をしたか?
- ◯:誰が言ったか?誰がしたか?
つまり、「早く帰る」という行動に周りの人が嫌な顔をしたり、疑問に思ったりする基準は「誰が帰ろうとしているか?」です。

しっかり成果を出して貢献している人が早く帰るときって、「早く帰りや!」って言いたくなりません?
いつも職場にGive(与えている)できている人は、不平や不満が入りにくいです。
あなたが職場の誰かに何かで貢献することができていれば、何かを言われたり、思われたりする可能性はグッと下がります。
自分も帰る自信を持てる
周りの人に貢献できれば、自分も定時に帰ってもいいと思いやすいです!
「チームの人に貢献できている」と自分で思うことができれば、帰ることの後ろめたさはなくなります。
「みんなまだ残っているけれど、帰っても大丈夫かな?」と思ったら、直近で何かで貢献したものはなかったか思い出しましょう。
思いつくことができたら、胸を張って帰りましょう!もし思いつかなかったら、いずれ貢献するんだ!と誓って、未来への覚悟と責任感を胸に帰りましょう笑。

他の教員に貢献する方法


でも、自分が周りに貢献できることなんて思いつかないよ?

大丈夫!誰でも貢献できる方法を解説しよう!
他の教員に貢献できることは、何があるでしょうか?
- 自分の仕事をきちんとこなす
- 他の教員の仕事を代わりに行う
- 自分の得意スキルで相手に貢献する
自分の仕事をきちんとこなす
当然ですが、自分の仕事をきちんとこなしましょう。それだけでも他の教員に貢献したことになります。
- 自分がミスをすると他の教員がカバーに入る
- 自分が質問しまくると、他の教員の時間を奪う
など、一人前でないときは、他の教員の手を借りている状態です。
自分の仕事をきちんとこなせば、それだけでも「他人に迷惑をかけていない」という貢献ができます。

若ければ若い人ほど、「自分の仕事をする」という価値は高くなります。
他の教員の仕事を代わりに行う
次に誰でも貢献できる方法を解説します。それが、他の教員の仕事を変わりに行うことです。
つまり、「分業」です。
例えば、何かの行事でTシャツをクラスで購入することになったとします。各クラスの教員が保護者への案内を書くことが命じられました。
私なら、自分のクラスの保護者案内書ではなく、全クラスの文書を作成することを申し出ます。他のクラスの案内文書を書くことができれば、他者へ貢献することができるからです。

それって、自分の負担が増えているだけじゃないの?

これがそうでもないんです!
保護者案内文書の1枚目を作成する時間と2枚目を作成する時間は全然違います。
1枚目を作成する行程は以下の通りです。
作成枚数 | 作業工程 |
---|---|
1枚目 | ①フォーマットを作る ②案内文書を書く ③読み直す ④主任に確認してもらう |
2枚目 | ①文書を少し書き換える ②担任に確認してもらう |
3枚目 | ①文書を少し書き換える ②担任に確認してもらう |
で、終わってしまいます。
1枚目さえ作ってしまえば、2枚目を作るのも3枚目を作るのも負担にはなりません。
案内文書を書く枚数とかかる時間は以下のグラフのようになるはずです。

作成した案内文書を他のクラスの教員に渡すとしましょう。あなたの中では、2枚目の作成時間は5分でした。
しかし、渡された教員からすればどうでしょうか?
あなたが5分で作成したプリントですが、渡された相手からは「30分」分の仕事をしてくれたのと等しいのです。

これが分業の魔力です。自分の少しの努力で周囲に多大な貢献をすることができます。
周りの教員の30分かかる仕事を「0」にしたのだから、30分早く帰っていいに決まっています!そうは思いませんか?
自分の得意スキルで相手に貢献する

自分に得意スキルがあれば、他の教員にさらに貢献できます。
今、おすすめするなら、やっぱり「ICTスキル」です。特に先輩方が苦労しており、若者が得意とする分野であるため、若者が即戦力で活躍できます。

若い教員にも活躍できるところがあるのが、現代の良いところ!
例えば、学校評価アンケートのようなものを教職員に実施するとします。
本来であれば、以下のような行程が必要です。
紙のアンケート | Googleアンケート |
---|---|
①アンケートをWordで作成 ②職員の人数を数える ③人数分印刷 ④全教職員に配布 ⑤回収するのを忘れずにメモする ⑥しばらくたって回収 ⑦回収した枚数を数える ⑧未提出教員に声をかける ⑨集計する ⑩Excelなどに入力して保存する ⑪アンケートを保管か処理する | ①アンケートを作成 ②職員に送信 ③未提出者に声をかける ※ 印刷不要・配布は不要・枚数確認不要 集計不要(自動)・Excel入力不要(自動) 保管(自動) |
これで終わりです。使ったことがない人は疑わしいと思うかもしれませんが、本当です。
ICTスキルがない人が1週間かから作業を半日もせずに終えてしまえます!
もし、あなたが学校評価アンケートを実施しなければならない教員の仕事をこのように助けたのであれば貢献時間は一週間です。

そんな人が早く帰ろうとしています。誰が不機嫌になるでしょうか?
つまりスキルを持っているということは、
- 自分の仕事を早く終えれる
- 他の教員の仕事も早く終えれる
- 人間関係まで良好にできる
という魔法を持っているのと同じです。
慣れない人は、習得に時間がかかるでしょうが、1度覚えてしまえば半永久的にあなたはそのスキルで周囲に貢献し続けられます。
他の教員に貢献するときの注意点

他の教員に貢献できれば、早く帰れるという話をしましたが、ここで注意点があります。この注意点を分かっていないと、失敗する可能性があるので注意しましょう!
- 「してやった感」は出さない
- 相手が大事にしている仕事は奪わない
謙虚に貢献する:してやった感は出さない
残酷な事実ですが、どんなに貢献しても、偉そうな態度をとってしまうと、プラスマイナスゼロになってしまいます。
せっかく他の教員に貢献して、恩を感じてもらっていても、偉そうな態度をとってしまっては、「恩」は忘れられてしまいます。
周りに貢献しながら、謙虚でいることで、初めて相手に「貸し」が生まれます。その「貸し」を活用して、定時に退勤するのだから、偉そうにしてはいけません。
- 大きな声で「これ、やっときました!」とアピールする
- 「めっちゃしんどかったー」とアピールする
- 「こんなにも作業したんやけど、忙しすぎやろ!」とアピールする
みたいな態度は、やめまましょう!
態度一つでせっかくの貢献を台無しにしないように気をつけましょう。
相手が大事にしている仕事は奪わない
他の教員に貢献するときは、「相手の大事にしている仕事」を奪ってはいけません。
職員室の教員のほとんどは、「自分の存在意義を示したい・奪われたくない」と思っています。
自分の存在意義を脅かすものなら、
- 新しい方法
- 新しいシステム
- ICTスキル
などを拒絶します。安定志向の人は、自分の存在意義がなくなってしまうのではないかとビクビクしています。
もし、他の教員が、
- この子の生徒指導は、おれの仕事!
- このアンケートは伝統的に私の任務!
- この行事は僕が活躍する場所
と感じている場面があれば、それらの仕事の「核」となる部分は勝手にやらないでおきましょう!
良いことをしても、悪い印象を持たれます!
- なんでも機械化すればいいってもんじゃない!
- これだから若い子は急ぎたがる
- ここはもっと丁寧にしないと!
ときには正しい教えかもしれませんが、誤っている場面も多いです。
教員は、「社会的に正しい」とされているのに、実は安定志向で感情的に動く生命体のため、扱いが難しくなります。

そんな人、放っておけばいいんじゃないの?

意外とそういう古い教員に限って、権力を持っていたりするので、意味なく嫌われるのは得をしないんだよ!
小難しいですが、そこは良い人間関係の構築において、理解するしかありません。
みんなが本心からやりたくないと思っている仕事に絞って、手伝っていきましょう!
まとめ
今回の記事では以下のことを説明しました。
- 人間関係を良好にしたいないら、他人に貢献する
- 他人に貢献すれば、気分良く帰れる
- 自分の仕事をやり遂げるだけでも周りに貢献できている
- 分業することで他人に協力できる
- ICTスキルがスキルがあれば、もっと貢献できる
- 自分の態度と相手の思惑には注意が必要!
他者に貢献できれば、あなたはずっと職員室から帰りやすくなるはずです!
スキルを身につければ、できることが増えていき、自分の仕事を減らすことができます。
さらに、そのスキルで相手に貢献することで人間関係を良好にすることもできます。
何かのスキルを身につけることは、私たちに時間と心に余裕をもたらしてくれます。
今すぐにとは言いません。3年くらいかけてじっくり自分のスキルを伸ばしていきましょう!