教員は早く帰る方が生徒のためになる理由

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教員は早く帰る方が生徒のためになる理由

生徒のために残って仕事しないと!

つくね
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教員が残業するのは生徒のためにならないよ!

夜、遅くまで残って仕事するのが「生徒のため」と考えている人は多いです。

ですが、実際は全くの逆で、教員は早く帰る方が生徒のためになります。

そこで今回は、教員が早く帰ることが生徒のためになる理由を開設します!

早く帰った方が生徒のためになる

結論、早く帰った方が生徒のためになります。

それは、教員が日常生活の中で得られる知見を生徒に還元できる方が重要だからです。

詳しく5つの理由を解説します。

理由1:生徒にとって重要なのは人間関係

生徒が学校で過ごす上で最も気にしているのは人間関係です。

さらに教員との人間関係・信頼関係は特に重要です。

残業してヘトヘトになっていると、生徒の少しの態度にもイラだってしまい冷静な判断ができにくくなります。

多少、次の授業が手抜きになったとしても、きちんと回復して毎日元気な姿を見せる方が百倍重要です!

生徒の指導にも、冷静に対処できます。

理由2:生徒の視野を広げられる

教員が早く帰ると生徒の視野を広げられます。

教員の日常生活を共有できるからです。

例えば、読書や旅行、その他趣味の世界を伝えれば、生徒の視野は広がります。

つくね
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「私の経験上は・・」から始まると生徒の食いつきもいいですよ!

教員が実際に見聞きした世界を共有することが、生徒の深く広い知識に直結するのです!

理由3:生徒に共感できる場面が増える

教員が早く帰ると生徒に共感できる場面が増えます。

教員の日常生活と生徒の日常生活を比較できるからです。

例えば、ゲームをしたり、SNSを使ったり、ファッションを楽しんだりすると生徒と同じ目線で話すことができます。

今の子どもがどのような欲求を持っているかも把握できるでしょう。

仕事で職員室にこもってばかりだと、ちょっと出勤前後に新聞やニュースを見るだけになり、

最近の子は、ニュースを見ないなぁ

というポジショントークが始まるのです!

理由4:生徒にとってのモデルになる

教員は早く帰ると生徒にとって良いモデルになります。

自分の私生活を充実したり探究したりする背中を見せられるからです。

例えば、僕はインターネット事業をしたり、趣味で旅行に行き続けたりしています。

  • 趣味を持て!
  • 何かに熱中しろ!
  • 夢を持て!
  • 目標を追い続けろ!

と、口で言うより、背中で示すことができます。

だいたい、生徒の未来を語っている教員ほど、過去の部活の経験を生徒に語りがちです。

生徒の目の前にいる教員が、何もしていないのに、生徒が挑戦する動機を作れるでしょうか!

無駄に残業している教員ほど、「子どものために私生活を犠牲にしている」感を出してきます。

理由5:能力が上がる

教員が早く帰ることは、能力・スキルの向上につながります。

仕事を定時までに仕上げることができるということは、何かしらその人に秀でているところがあるからです。

例えば、パソコンスキルやコミュニケーションスキルなど。

スキルを活かして効率的に仕事をしているから、定時に帰れるのです。

そういったスキルは、まるごと生徒に定時できます。

自分が帰るために培ったスキルは、生徒に教えることで人のためにもなるのです!

残業して得られるメリットは少ない

反対に、残業して得られるメリットはあまりありません。

せいぜい「自分はこんなに頑張ってるんだ!」とか「職場仲間と雑談できて楽しい」くらいのものです。

残業してやり切ったことは生徒にとってどうでもいい

残業してやり切ったとしても生徒にとってはどうでもいいことが多いです。

これには2つの意味があって、

  • 生徒にとって教員が頑張ってるかどうか関係ない
  • 生徒にとって授業がどうでもいい

ということになります。

生徒にとって、より良い教育がなされるのに、教員が「頑張ったかどうか」はほとんど関係ありません。

良い授業は良いし、悪い授業は悪いです。

また、生徒にとってそもそも授業というものがどうでもいいのです!

つくね
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僕たちが頑張って授業を作って50点の授業が90点になったと思っても、生徒にとったら20点の授業が25点になっただけなんだよねぇ

学級通信も授業も生徒の前提として「おもしろくなくていい」くらいにしかとらえていません。

生徒に見せる背中としてふさわしくない

残業して、毎日ヘトヘトで頑張ってる姿は生徒に見せる背中としてふさわしいでしょうか?

「世の中は我慢してやらなければならないことが多い!みんな頑張ってるんだ!お前も頑張れ!」

というメッセージになっていないでしょうか?

効率的に仕事をして、プライベートも仕事も充実している背中を見せる。

それこそが、生徒に見せたい大人の背中ではないでしょうか?

「頑張る」をどう捉えるか

私は常々、教員の「頑張る」とはどういうことを指すのか考えてきました。

「早く帰る=頑張ってない」なのか

多くの学校では、まだ「遅くまで残っている=頑張っている」という感覚が染み付いていると思います。

しかし、遅くまで残っているというのは、まだまだ仕事を上手くする伸びしろがある、と捉えられないでしょうか?

仕事をしない人がいるから、その分まで残って仕事してるんだよ!

というのも、わかりますが、

もっと効率化できるかもしれないし、もしかしたら「人に頼る」というのが苦手なのかもしれません。

組織で働いている以上、他の人に頼るのも立派なスキルです。

ぜひ、「残業前提」で話が進んでいないかどうか考えましょう。

つくね
つくね

就業時間後に開かれる会議とか、意味不明です。よっぽどの緊急事態にのみ開かれるべきです。

でも早く帰ることが目的ではない

ですが、早く帰ることだけが目的ではありません。

早く帰るのは手段です。

もし、あなたが1日でも早くスキルを磨き上げて、日本有数の教員になろうとしているなら長く働いた方が良いでしょう!

効率的に働いて、家庭を少し放って置くことを理解したうえでの労働なら意味があると思います!

つくね
つくね

僕も最初3年くらいは毎日15時間労働してました!

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