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本当に、嫌な同僚が多いです!
教員の人間関係は、割と深刻な問題となっているよね!
文部科学省の調査によると、職場の人間関係で悩んでいる人は小・中学校で3位、高校で1位となっています。
PRESIDENT WOMANでは、「日本は職場の人間関係が世界一悪い」というISSPの調査結果が示されており、職場の人間関係は教員の問題というより日本の問題といっても良さそうです。
この記事では、意外に侮れない職員室のムカつく教員への対処法を解説したいと思います。
人間関係がうまくいかないのは”人に期待しすぎ”
人間関係がうまくいかない人の多くの原因は、”人に期待しすぎ”です。
いいですか?
職場の人間関係で悩んでいる人は、良い人なんです!
僕なんて、随分前から誰にも何にもほとんど期待していません!
詳しく、以下の3つに分けて解説します。
- 上司や管理職に期待しすぎ
- 同僚や後輩に期待しすぎ
- 意味不明な教員に期待しすぎ
上司や管理職に期待しすぎ
上司や管理職に期待しすぎな場合を考えます。
まず、上官にあたる教員にイラつくときってどんなときですか?
- 自分の話を聞いていないとき
- 間違った判断を繰り返すとき
- 人に仕事を投げまくって自分は仕事をしないとき
じゃないですか?
それっとつまり、
- 上司は自分の話を丁寧に聞いてくれるはず
- 上司は正しい判断をし続けてくれるはず
- 上司は誰よりもキリキリ働いてくれるはず
って、期待しているから、そのギャップにイラツイているんですよね?
でも、この上司に期待を裏切られるのは、何回目ですか?
学習すべきなのは、こっち(あなた)の方です。
- 上司は人の話を聞いてくれない
- 上司は正しい判断ができない
- 上司は働かないものである
どうですか?
何を前提とするかで、自分の中のイラつきは解消されていきます。
同僚や後輩に期待しすぎ
同僚や後輩に期待しすぎな話をします。
同僚や後輩にイラつくときを書き出してみましょう。
- 「残ってる仕事はありますか?」って聞いてくれない
- 自分の仕事だけに取り組んでいる
- 仕事ができないくせに偉そうなところ
じゃないですか?
それってやっぱり、同僚や後輩に期待しすぎなんです。
- 誰もあなたの仕事に興味を持っていない
- 人は自分のことしか考えていない
- みんな自分の仕事のできなさに気づいていない
どうですか?
むしろ、こちらが怒るのが、かわいそうというか、大人げないと感じませんか?
期待値を下げれば、誰にも怒ることはなくなってきます。
意味不明な教員に期待しすぎ
意味不明な教員にも期待しすぎですね。
ここでいう意味不明な教員とは、
- 勝手に要らない仕事を増やす教員
- 突然、場を仕切りだしてむちゃくちゃにする教員
- なんにも進める気のない会議
このような事態も、最初から「毎日、起こるものだ」と想定しておけば、別に特段イラつくことはありません。
相手を尊敬していると思うなら、イラつくのは大丈夫です。期待が裏切られたのですから。
しかし、特に尊敬もしていない教員に、勝手に期待して、思い通りにいかないからって、イラつくのは、もはやこちらの落ち度です。
・・・。
仕方のない現実です。
”期待しない”と楽になれる
基本的には、人間に期待しないと楽になれます。
これは、職場の関係だけではなく、生徒や保護者・家庭内でも同じです。
「やってくれる」と期待しない
「やってくれる」と期待してはいけません。
- 誰もあなたの仕事を代わりにやってくれません
- 手伝ってくれません
- しんどいときも心配してくれません
- いたわってくれません
たとえ、あなたが他の人よりも仕事が多くても、誰も手伝ってくれません。
そう期待しておくことが何より重要なのです。
「わかってくれる」と期待しない
「わかってくれる」と期待してはいけません。
- 誰もあなたの事情をわかってくれません
- 誰もあなたの抱えている仕事量をわかってくれません
- 誰もあなたの生徒指導や保護者対応の凄さをわかってくれません
「わかる」ってのは、リテラシーが必要です。
将棋の羽生さんやフィギュアスケートの羽生選手の凄さって、よくわかってないですよね?
凄さやしんどさを理解するのって、わかる方にも、知識が必要です。
「わかってくれよ!」という嘆きは、「知識を持って、視野を広くしておけよ!」と同義です。
周囲の人がそれができて当然と思わないことです。
「思い通りになる」と期待しない
「思い通りになる」と期待してはいけません。
- いつもあなたの提案は採用されません
- あなたのスケジュール通りにいきません
- こちらが手伝ったからって、手伝ってくれるわけではありません
「当然」とか「人間として」とか、思うときないですか?
あなたの思う一般的な「人間」を他者にあてはめてはなりません。
これは、あなたが救われるために、です。
優しくするのではなく、絶望するのです。
もちろん、絶対に口に出してはいけません!
チェックポイント
人に期待すればするほど、痛い目を見るのは自分だけ。
相手に期待しないメリット
相手に期待しないメリットは、意外に多いです。
- 自分の感情が揺れ動かない
- 最低限のことでも感謝できるようになる
- 広い視野で物事が見れるようになる
自分の感情が揺れ動かない
相手に期待していないと、自分の感情が揺れ動きません。
3歳の子どもに、「あっかんべー」をされました。
むかつきますか?むかつきません!
同じです。
自分の感情が動く時は、必ず”想定外”のことが起こるからです。
相手をできるだけ低く見積もって、”想定内”にしてしまいましょう。
全く感情がブレなくなります。
自分で、身体をこしょばしても、何も感じないのは、わかってるかららしいですね。
最低限のことでも感謝できるようになる
人に期待しなくなると、最低限のことでも感謝できるようになります。
例えば、相手のためにプリントを刷ってあげたとしましょう。
ここで、間違っても「ありがとうがある」と期待してはいけません。
「印刷がズレてるな」「インクが薄いな」などの小言を言われると思いましょう。
そこに不意に、相手からの「ありがとう」が来たとします。
この何気ない「ありがとう」が嬉しかったりします。
この人に期待しない話を紹介すると、人でなしと言われるのですが、実は違います。
相手に期待しないというのは、当たり前のことに感謝することでもあるのです!
広い視野で物事が見れるようになる
相手に期待しないと、広い視野で物事が見れるようになります。
例えば、「仕事を手伝ったのに、次の仕事を手伝ってくれない」とします。
これに怒っていては、自分の視野は狭いままです。
相手が手伝ってくれることを期待しないで、一歩ひいてみてみましょう。
- あっ、この人は、礼節という基本的マナーがないのか
- あっ、この人は自分しか視野に入ってないんだな
- ってことは、この人にあの仕事をお願いするのは無理だから、こっちをお願いしてみよう
というふうに、広い視野で物事を判断できます。
これこそ、「仕事ができる」というものです。
チェックポイント
相手に期待していないと、自分のできる範囲が多くなる
期待しなくなるための方法
実際に、期待しなくなるための方法を解説します。
意外と、最初は期待している自分に気づくはずです。
スキルを身につける
まずは、学校教員としてのスキルを身に着けましょう。
すると、自分と相手とのスキルの差が見えてきます。
スキル差があると、怒るのも馬鹿馬鹿しくなってきます。
相手が怒っている間に、相手にせずに、スキルを磨いていきましょう!
もちろん、このサイトの他の記事を参考にしてください!
知識を身につける
次に知識を身に着けましょう!
3歳児に「そんなことも知らんの?」と言われても傷つきません。
なぜなら、3歳児よりも物事を自分の方が知っているとわかっているからです。
知識があれば、「相手がなぜそのようなことをするのか?」まで推測できます。
読書するなどして、徐々に知識をつけていきましょう!
例えば、田舎の教員は閉じこもった場所にいるため、自分を外部組織と比べたことがありません。視野がとてつもなく狭くなっているので、意味不明なことばかり言ってしまうのは仕方ないです。
最初から全部自分でやるつもりでいる
最初から全部自分でやるつもりでいましょう。
すると、人にしてもらう、という発送が消えて、期待しなくてもよくなります。
僕は、3クラス同時終礼を、人がいないときによくやっていました。
頑張れば結構できるものです。
最終、全部自分でやるんだくらいに思っていれば、人が何かをしなかったり、暴言を吐いたりしても我慢できるものです。
そんなことしたら仕事が増えるじゃん!
ところが実際は、自分で全部やっていけば、仕事は減っていきます。
コツがわかるからです!
なんとかなります!
最後に
全く100%期待しないなんてことはありません。
僕もたまに、少し期待して裏切られるのを今でもやっています。
そのときは、相手の期待値を修正しましょう。
また、そういうときは、愚痴を言いたくなるので、心を許せる人に愚痴を言ってその場を回避しましょう。
間違っても、他の人と衝突して、問題を大きくしないようにしましょう。
きちんと期待できる尊敬できる仲間と、方向性について衝突して、議論を前に進めたい時は別です。
人に期待しないで、働いていて、何が楽しいの?
基本的に、期待できる人もいるので、全く楽しくないわけではありません。
あなたの周囲に1人も期待できる人がいないなら、それは職種が向いていないのかもしれません。