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日曜の夜、来週のことを考えて眠れない。そんな夜を過ごしていませんか。
私は「辞めたいと思ったタイミングが、辞めるタイミングだ」と思っています。
無責任に聞こえるかもしれません。でも、教員の職場で自分がコントロールできる範囲は、思っているより狭いのです。
この記事では、なぜそう言い切れるのかと、今日できる一歩を書きます。
私立教員として働きながら、初年度に160日連勤をして、そこから定時退勤にたどり着いた人間の話です。
教員を辞めたいと思ったタイミングが、辞めるタイミングです
結論から書きます。本気で辞めたいと思っているなら、本当に辞めた方がいいです。
もちろん、未来が見えているなら話は別です。
「いまは知識が足りなくて教材研究に時間がかかっているだけ」「来年は顧問が増えて、自分の業務量は減るはず」。そういう見通しがあるなら、待つ価値があります。
問題は、自分でコントロールできる範囲が少ないことです。
生徒は選べません。保護者も選べません。同僚も管理職も、自分では決められない。
来年こうなるはず、という期待の大半は、他人の都合で決まります。だから「もう少し様子を見よう」が何年も続いてしまうのです。
教員を辞めても、また戻ってこられます
もうひとつ、知っておいてほしいことがあります。
教員は人手不足です。
一度離れても、戻る道は残っています。免許は消えませんし、現場は人を欲しがっています。
辞めることを、片道切符だと思わないでください。日本で暮らしている限り、生きる道はいくらでもあります。
「もう二度と戻れない」と思い詰めるから、判断ができなくなるのです。
教員を辞めるのは、真面目すぎる人です
私の実感では、辞めていくのは、いつも真面目すぎる人でした。
完璧にやらなければならない。子どもの成長に寄与しなくてはならない。これは絶対にやらなあかん。
そう考えている人ほど、追い詰められていきます。

正直に書くと、私は限界が来たら手を抜きます。連絡を無視することも、普通にあります。
それでも大きな問題にはなりません。管理職の立場からすれば、辞められる方が困るからです。変な態度を取られて雰囲気が悪くなるより、ずっといい。
つまり、要求は「うん」と言い続ける人のところに集まるのです。
教員を辞める人は、決断ではなく限界で辞めています
もう少し踏み込みます。
辞めていった人たちを見ていると、「辞める決断ができた」というより、「もう行けなくなって辞めてしまった」という形がほとんどでした。
これがいちばんもったいない。
限界まで我慢すると、次を選ぶ体力も気力も残りません。準備もできないまま、逃げるように辞めることになります。
もちろん、順風満帆な退職もあります。ほかにやりたいことができた人、資産収入ができた人。そういう辞め方は健全です。
同じ「辞める」でも、余力があるうちに決めるのと、限界で決めるのとでは、まったく別のものになります。
教員の仕事が終わらないのは、生徒の成長が無限だからです
なぜ真面目な人が潰れるのか。構造の話をします。
教員の仕事は、無限にあります。
理由ははっきりしていて、生徒の成長が無限だからです。
もっと分かりやすい説明ができる。もっと丁寧に声をかけられる。もっといい教材が作れる。どこまでいっても「もっと」が残ります。
だから、外から仕事が減ることはありません。
どこかのタイミングで自分がノーと言わなければ、教員の仕事は永遠になくならないのです。
これは怠けろという話ではありません。線を引くのは自分しかいない、という事実の話です。
どの仕事を削れるのかは、教員の仕事から不要なものを考えた記事にまとめています。
教員を辞めて幸せになった同僚の話
実際に辞めた人たちの話をします。
プログラミングの道に進んだ人がいます。飲食店に転職した人もいます。若くして辞めた人も、それなりの年数を勤めてから辞めた人もいました。
生きようと思えば、いくらでも生きていけます。
教員に固執しなければならないと思い込んでいるなら、それは視野が狭くなっているだけかもしれません。
教員の安定は、条件つきの安定です
教員が安定しているのは事実です。給料も、世間の平均から見れば低くありません。
ただ、こう考えてみてください。
高い給料をもらっていても、その給料でよく分からないセラピーに通うような働き方をしているなら、実質的には低い給料と同じではないでしょうか。
何十年も自分のために生きられず、他人のために生きて、最後に後悔する。それは本当に「安定した収入」と呼べるのか、という話です。
もし絶対的な安定だけが欲しいのであれば、それこそ別の公務員試験を受ける道もあります。
教員の給料が実際どれくらいなのかは教員の年収は割に合うのかで明細ベースで公開しています。
日曜の夜がつらい教員が、月曜の朝までにできること
ここからは、実際にどうするかの話です。
日曜の夜がつらい先生に、私が勧めたいのは意外なことかもしれません。
日曜の夜の過ごし方を工夫するのではなく、仕事が早くできるようになる方が近道です。
教員の仕事に慣れると、月曜が得意になります
仕事ができるようになって、押さえどころが分かってくると、同時に「サボれるところ」も分かってきます。
ここは丁寧にやる。ここは70点でいい。ここはやらない。この判断がつくようになると、日曜の夜の重さが変わります。
そして不思議なもので、月曜が得意になってくるのです。
人は、そのものが好きか嫌いかで動いているわけではありません。得意な分野、相手からリスペクトをもらえる分野でこそ、頑張れるのだと思います。
具体的な進め方は成果を出して残業を減らす方法と70点で働く方法に書きました。
それでも前向きになれない教員がやること
もちろん、そんなふうに考えられないときもあります。心が動かないときに「仕事を早くしよう」と言われても、無理です。
そのときは、行動をひとつだけ起こしてください。
転職エージェントに登録する。転職サイトを覗いてみる。別の公務員試験の資料を請求する。対策講座の資料を取り寄せる。
どれも、今夜スマホでできることです。
大事なのは転職そのものではありません。「いつでも辞められる」「ここにいなくても生きていける」という感覚を持つことです。
教員になれるだけの力がある人は、情報処理能力が高い人です。場所を変えても、やっていけます。
今すぐ辞めたい教員と、なんとなく辞めたい教員
「辞めたい」と一口に言っても、中身は二種類あります。やるべきことがまったく違うので、自分がどちらかを確かめてください。

今すぐ辞めたい教員がやること
明日の出勤を考えるだけで動悸がする。もう限界だと感じている。そういう人は、今すぐ動いてください。
まず転職エージェントに登録して、連絡を待ち、相談してください。それだけで、次の景色が見えます。
出勤そのものが限界という状態なら、退職代行という手段もあります。使うかどうかは別として、そういう逃げ道があると知っているだけで呼吸が楽になります。
なお、体調に不安があるなら、辞める前に休職という選択肢もあります。無理をして判断を誤らないでください。
なんとなく辞めたい教員がやること
一方で、「はっきりした理由はないけれど、なんとなく辞めたい」という人もいます。
この場合、いきなり転職活動を始めても、たぶん途中で止まります。理由が分かっていないからです。
まずは、なぜ辞めたいのかを整理してください。
仕事の量なのか、人間関係なのか、将来が見えないことなのか。原因が違えば、打つ手も変わります。
自分ひとりで整理できなければ、コーチングやカウンセリングを受けるのも手です。人に話すと、自分が何に困っていたのかが分かることがあります。
教員は転職活動だけでもやる価値があります
最後に、いちばん伝えたいことを書きます。
実際に転職することは、万人には勧めません。 職を失うリスクは、決して小さくないからです。
でも、転職活動そのものは、全員に勧められます。
理由は単純で、得しかないからです。
転職活動をすると、教員としての自分の価値が分かります
転職活動をすると、自分の市場価値が客観的に分かります。人から教えてもらえます。
そして、自分がどんなキャリアに進めるのかを、選択肢として見せてもらえます。
面白いのはここからです。
転職活動をした結果、「実は自分は恵まれていた」と気づく人がかなりいます。
仕事量は多い。傷つくことも、心がしゅんとなることもある。それでも、稼働量に対して将来が約束されていたのだと、外の人に説明されて初めて分かるのです。
私はこれを、悪いことだとは思いません。
転職活動をしても、教員を続けると決められます
ここが大事なところです。
転職活動をしたうえで「転職しない」と決断することができます。
やってみて残るのと、やらずに残るのとでは、明日からの気持ちがまったく違います。
前者は自分で選んだ結果ですが、後者はただ選ばなかっただけだからです。
具体的なメリットは転職活動がメリットだらけである理由に、不安への回答は教員からの転職の不安と回答にまとめてあります。
まとめ。教員を辞めたいと思ったあなたへ
教員を辞めたいと思ったなら、それは辞めるタイミングです。
辞めていくのは真面目すぎる人で、限界で辞めてしまう人が多い。仕事が終わらないのは、生徒の成長が無限だからです。
日曜の夜がつらいなら、仕事を早くするか、行動をひとつ起こすか。今すぐ辞めたい人は今すぐ動いて、なんとなく辞めたい人は理由を整理する。
そして、転職活動だけでもやってみてください。得しかありません。
最後にひとつだけ。辞めるにしても残るにしても、辞めてどうするのかをはっきりさせてから決めること。そして、選んだ方を正解にすること。
どちらを選んでも、正解にできます。
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