教員の服装は襟があるかどうかで決まります

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教員の服装は襟があるかどうかで決まります

「教員の服装って、どこまでカジュアルでいいんだろう」

新年度が近づくと、この悩みが出てきます。ネットで調べても「清潔感が大事」「TPOをわきまえて」といった話ばかりで、結局どこが線なのかが分からないまま終わります。

先に結論を書きます。判断されているのは、襟があるかどうかです

私も最初は分かっていませんでした。ところが職員室にいると、襟の話だけは驚くほどよく話題に上ります。清潔感という曖昧な言葉より、この一点を押さえるほうが確実です。

この記事では、日常の服装の線引き、式典で失敗しない着方、そして服にいくらかければいいのかまで書きます。私は男性なので、男性の服装を中心にした話になります。

教員の服装は襟があるかどうかで判断されます

服装の判断基準はいくつもありそうに見えますが、実際に見られているのは限られています。いちばん強い基準が、襟の有無です。ここを外さなければ、大きな失敗はしません。

図解:教員の服装は襟があるかどうかで決まる

教員の服装で襟の有無はとてもよく話題になります

なぜか、と言いたくなるほど襟の話は出ます。職員室で服装が話題になるとき、その中心にあるのはたいてい襟です。

理由を考えると、襟がきちんとしているかどうかの分かりやすい記号になっているからだと思います。生地の質やサイズ感は主観が入りますが、襟があるかないかは誰が見ても同じ判断になる。だから基準として使われやすいのでしょう。

納得できるかどうかは別として、その基準で見られているのは事実です。服装で余計な指摘を受けたくないなら、襟のあるものを選んでおくのが最も手間がかかりません。ここは戦う場所ではないと割り切ったほうが楽になります。

教員の服装でTシャツは避けたほうが無難です

襟の話をそのまま当てはめると、Tシャツは避けたほうがいいという結論になります。

ただし正直に書きます。普通にTシャツで勤務している人もいます。それで何か問題が起きているわけでもありません。だから「絶対にダメ」ではありません。

問題は、あなたがまだその学校で信頼を積んでいない段階かどうかです。服装で目立つのは、実力を知られる前が一番損をします。着任して間もない時期はTシャツを避け、周りの様子を見てから判断する。この順番にしておけば、無用な減点を避けられます。

男性教員の服装はポロシャツとスラックスで足ります

具体的に何を着ればいいのか。答えは拍子抜けするほど単純です。ポロシャツにスラックス。これで足ります。

教員の日常の服装はポロシャツとスラックスが基準になります

ポロシャツには襟があります。動きやすく、洗濯にも強い。授業でも、掃除でも、部活の立ち会いでも困りません。スラックスと合わせれば、だらしなく見えることもありません。

ここからさらにカジュアルに寄せる必要は、まずありません。ジャケットを羽織れば来客対応にも耐えますし、脱げば普段着に戻ります。組み合わせを増やすより、この形を軸にしたほうが毎朝の判断が減ります。

服装で頭を使う時間は、正直もったいないです。軸を決めて、悩まない状態を作る。それが日々の負担をいちばん減らします。

教員の服装は動ける素材を選んでください

見た目だけで選ぶと失敗します。教員の一日は、座っている時間より動いている時間のほうが長いからです。

黒板の上まで手を伸ばす。机の間を回る。しゃがんで生徒の手元を見る。行事では走ることもあります。伸縮性のない生地は、それだけで一日を消耗させます

洗濯に強いことも大事です。チョーク、絵の具、給食。汚れる前提で考えたほうが現実的です。乾きが早く、アイロンが要らないものを選べば、朝の時間まで一緒に節約できます。

教員がシャツを出して着ると不良生徒と同じに見られます

ここは、たぶんどの服装マナー記事にも書かれていない話です。しかし現場ではかなり効きます

中学校と高校では生徒がシャツを入れています

中学校や高校では、生徒はシャツをズボンに入れて着ています。それが校則であり、日々指導している内容でもあります。

その環境で、教員がシャツを出して着ているとどう見えるか。答えは想像がつくと思います。シャツを出している生徒と、同じ枠組みで見られます。

これは、おしゃれかどうかの話ではありません。指導している側が、指導している内容と違う格好をしているという構図の問題です。生徒からも同僚からも、その一点は見られています。意外な盲点なので、気をつけておいて損はありません。

教員の服装は生徒に指導している内容とそろえてください

この考え方は、シャツの裾だけの話ではありません。

髪の色、爪、靴のかかとを踏まないこと。生徒に求めていることが自分に返ってくる場面は、思っているより多いです。自分がやっていないことを指導するのは、単純にやりにくい。それだけの話です。

厳しくしろと言いたいのではありません。むしろ逆で、指導内容とそろえておけば、服装で消耗する場面がなくなるという実利の話です。整えておくほうが、結果的に自由に働けます。

教員の服装で避けるべきなのは派手なものです

やめたほうがいいものは、実はそれほど多くありません。派手な服装。これに尽きます。

教員の服装は目立つことに得がありません

色が強い、柄が大きい、装飾が多い。そういう服は、生徒の視線を服に持っていきます。授業中に見てほしいのは板書や資料であって、服ではありません。

保護者の目もあります。授業参観や個人面談で会うとき、服装の印象が先に立つと、話の中身が入りにくくなります。第一印象で余計な情報を渡さないほうが、話は前に進みます。

派手を避けるのは、自分を消すためではありません。服に注意を持っていかれないためです。目的から考えれば、答えは自然に決まります。

教員の服装は清潔感を保つほうが優先されます

派手を避けたうえで押さえるべきは、清潔感です。ただ、この言葉は曖昧なので具体に落とします。

しわがないこと。よれていないこと。サイズが合っていること。この三つを満たしていれば、価格帯は関係ありません。高い服を着る必要はまったくないです。

逆に、どれだけ良い服でも、しわが寄っていたり首元がよれていたりすると台無しになります。手入れのしやすいものを、少ない枚数で回す。そのほうが清潔感を保ちやすくなります。

入学式と卒業式の教員の服装はスーツを自然に着られるかで決まります

式典の服装で悩む人はとても多いです。ここも結論は単純です。スーツを着る。ただし、自然に着られていることが条件です。

図解:場面別の教員の服装

教員の式典の服装は礼服でなくてもかまいません

まず不安を一つ消しておきます。入学式も卒業式も、礼服である必要はありません。普通のスーツで問題ありません。

大事なのは種類ではなく、着慣れているかどうかです。普段スーツを着ない人が、式典のためだけに久しぶりに袖を通すと、それは見て分かります。肩が浮いている、丈が合っていない、動きがぎこちない。失敗するのはたいていここです。

だから準備すべきなのは、当日の服選びではありません。サイズの合ったスーツを一着持っておくこと。それだけで式典の悩みはなくなります。式典が近い方は、入学式で失敗しない教員の服装も合わせて確認してみてください。

教員の式典の服装は周りを見て合わせるのが確実です

学校ごとに、式典の服装には暗黙の基準があります。全員が礼服の学校もあれば、落ち着いた色のスーツでそろえている学校もあります。

正解は学校の中にあります。前年度の写真を見る、同僚に聞く、周りに合わせる。この三つで十分です。悩んで一人だけ浮くより、確実です。

とくに着任一年目は、判断材料がありません。遠慮なく先輩に聞いてください。服装の質問は、聞かれた側も答えやすい部類の質問です。

教員の服代は月2000円で足ります

服にいくらかけるべきか。私の実額を書きます。月2,000円くらいです。買っているのはユニクロです。

教員の服は消耗品として買えば十分です

高い服を買っていないのには理由があります。教員の服は消耗するからです。

チョークの粉がつき、洗濯の回数が多く、動き回るので傷みも早い。そういう使い方をする前提なら、長く大事に着る発想は合いません。シーズンごとに消耗品を買い替えるという考え方のほうが、実態に合っています。

この買い方には副産物もあります。傷んだら替えればいいので、しわやよれを引きずらない。結果として清潔感が保たれます。安く済ませることと、きちんとして見えることは両立します。まとめ買いの考え方は消耗品を一度に揃えて時間を作る方法にも書きました。

教員が服にお金をかけても評価は変わりません

はっきり書きます。服にお金をかけたところで、教員としての評価は上がりません

評価されるのは、授業の中身であり、生徒との関わり方であり、任された仕事をやり切ることです。服装は「余計な減点をされない」ためのものであって、加点を取りに行くための道具ではありません。

だから、減点されない最低ラインを安く満たして、あとは別のことにお金と時間を使う。これがいちばん効率のいい配分だと思っています。おしゃれを楽しみたい人は、もちろん楽しめばいいです。ただ、それは仕事の評価とは別の話です。

教員の服装は学校と自分のキャラで変わります

ここまで基準を書いてきましたが、最後に前提を一つ加えます。服装の正解は、学校によって違います

教員の服装の基準は学校ごとに違います

ジャージで一日を過ごすのが普通の学校もあれば、常にジャケットを着ている学校もあります。地域性もあれば、学校の方針もあります。

だから、ネットに書かれている基準をそのまま持ち込むと、かえって浮きます。着任したら、まず周りを観察してください。一週間見れば、その学校の基準は分かります。

この記事に書いたことも、判断の出発点として使ってください。襟の話も、シャツの裾の話も、多くの学校で当てはまりますが、絶対ではありません。

教員の服装は自分のキャラ設定とそろえてください

もう一つ、意外に大事な視点があります。学校の中で、自分がどういう立ち位置でいたいかです。

きっちりした先生として通っているなら、服装もそれに合わせたほうが齟齬がありません。生徒と距離が近いことを持ち味にしているなら、少し崩れていても違和感がない。服装は、自分のキャラ設定の一部として機能します。

大事なのは、そろっていることです。ふるまいと服装がちぐはぐだと、そこに違和感が生まれます。自分がどう見られたいかを決めて、そこから逆算する。そうすれば、毎朝の服選びは考えなくて済むようになります。

まとめ 教員の服装は襟を押さえれば失敗しません

教員の服装について、押さえるところをまとめます。

判断されているのは、襟があるかどうかです。ポロシャツにスラックスを軸にすれば、日常はそれで足ります。Tシャツは、信頼が積み上がるまでは避けておくほうが無難です。

中学校や高校では、シャツを出して着ると、シャツを出している生徒と同じ枠で見られます。指導している内容と自分の格好をそろえておくと、服装で消耗する場面がなくなります。

避けるべきは派手な服装。守るべきは、しわ・よれ・サイズの三つです。式典は礼服でなくてかまいませんが、スーツを自然に着られる状態にしておいてください。

服代は月2,000円で足ります。服にお金をかけても、教員としての評価は上がりません。減点されない最低ラインを安く満たして、残りは別のことに使ってください。

そして最後に、正解は学校の中にあります。この記事を出発点にして、あとは周りを見て決めてください。

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