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このサイトでは、固定費を下げる話をたくさん書いています。携帯代、保険、光熱費。削れるものは削ったほうがいいというのが基本の立場です。
そのうえで、削らないほうがいいお金の話をします。
教員の自腹です。
先に結論を書きます。自腹を減らす方法は、ありません。 そして、自分の研鑽のためなら、どんどん払ったほうがいいです。
節約の記事を書いている人間が言うことではないかもしれません。ただ、これは私が実際にそうしてきた結果として言っています。

私は年間100万円くらい自腹を切っていました
具体的な話から入ります。
若いころ、年間で100万円くらいは自腹を切っていたと思います。
内訳は、こういうものです。
- 本代
- IT代・パソコン代
- 教材として見に行くための旅行
金額だけ見ると、無駄遣いに見えるかもしれません。当時の手取りを考えると、かなりの割合です。
それでも、この使い方を後悔していません。 理由は、これが教材費だったからです。
現物を見に行くのも、教材費です
旅行を教材費と呼ぶと、言い訳に聞こえるかもしれません。
ただ、授業で扱う場所を、実際に見てきたかどうかは、話の説得力に出ます。写真で見た人と、行った人では、生徒に届くものが違います。
本も同じです。読んだ量は、授業の中身に直接効きます。 若手の授業を見ていて感じるいちばん多い改善点は、知識が足りないことです。ここを埋める方法は、結局のところ読むことしかありません。
学校のお金と自腹の線引きは、周りが許すかどうかで決まります
制度の話もしておきます。
「これは学校のお金で買えるのか、自腹なのか」は、明確な基準がありません。実態としては、周りが許してくれるかどうかで決まります。
同じものを買っても、通る学校と通らない学校があります。同じ学校でも、担当者によって変わります。ここで消耗するのは、時間の無駄です。
出張の旅費も同じです。全額出る場合と出ない場合があります。申請の仕方も学校によります。研修や大会の交通費・宿泊費は出ることが多く、部活の遠征費は自治体が負担することが多い、という程度の目安はありますが、確実なことは自分の学校で確かめるしかありません。
領収書で騒ぐのは、たいてい時間の無駄です
ひとつ、思っていることを書きます。
学校のお金まわりで、ポイントがどうとか、領収書がどうとかで騒ぎすぎだと感じます。
数百円のために何十分も使う。その時間の価値を計算している人は、ほとんどいません。時給に直せば、確実に損をしています。
こういうところで消耗するくらいなら、自分で払って終わらせたほうが早いというのが、私の判断です。
自腹を減らす方法は、ありません
「自腹を減らすために、若手ができることはありますか」と聞かれたら、私の答えははっきりしています。
ありません。
減らそうとする発想が、そもそも違うと思っています。自分の研鑽のためには、どんどん払っていったほうがいい。
理由は単純です。教員の給料は、頑張っても大きくは増えません。 人事評価が給料に響くことはありますが、そのために動く価値があるとは思いません。増える幅が小さすぎます。
だとすれば、手元のお金をどこに使うかで差をつけるしかありません。 そして、いちばんリターンが大きいのは、自分の力になるものです。
削るお金と、削らないお金を分けてください
ここで、固定費の話と矛盾しないように整理します。
| | 削る | 削らない | |—|—|—| | 何 | 毎月自動で出ていくお金 | 自分の力になるお金 | | 例 | 携帯代、保険、使っていないサブスク、電気ガス | 本、パソコン、学びのための移動 | | 理由 | 減らしても何も失わない | 減らすと自分が伸びなくなる |
削るべきなのは、一度見直せば永久に効くものです。携帯代を月1万円から3000円にすれば、何もしなくても年8万円が浮きます。この話は教員の節約は固定費だけでいいに書きました。
浮いたお金を、自分に使う。 これが順番です。固定費を削るのは、我慢するためではありません。削ってはいけないところに回すためです。
そして、そこで生まれた余力を投資に回す話が教員こそ投資をやったほうがいいです。固定費 → 自己投資 → 資産形成。この順番で効いてきます。
まとめ 削るのは固定費、削らないのは自分への投資
- 私は若いころ、年間100万円くらい自腹を切っていた(本・IT・パソコン・教材としての移動)
- 学校のお金と自腹の線引きは、周りが許すかどうかで決まる。明確な基準はない
- 数百円の領収書で消耗するのは、時給に直すと損
- 自腹を減らす方法はない。研鑽にはどんどん払ったほうがいい
- 教員の給料は頑張っても大きくは増えない。差がつくのは使い道
- 削るのは毎月自動で出ていくお金。削らないのは自分の力になるお金
固定費を削るのは、我慢のためではありません。削ってはいけないところに回すためです。
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