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Googleフォームを1つ作るのに、どれくらい時間がかかっていますか。
質問を打ち込んで、選択肢を1つずつ足して、必須にして、順番を入れ替えて、コピーして次の質問へ——。20問のアンケートなら、30分は溶けます。
その作業、まるごと要りません。
作りたい内容をしゃべると、AIがコードを書いてくれます。 そのコードを貼って実行すれば、フォームができています。
この記事では、その手順を書きます。※2026年8月時点の話です。

フォームの中身は、しゃべるだけで伝わります
まず、いちばん大事なところから。
きれいな日本語で書く必要はありません。音声入力で、思いついた順に言うだけで十分です。
たとえば、こんな言い方で通じます。
文化祭の出し物アンケートを作りたい。クラスと出席番号と名前を書かせて、そのあと第1希望から第3希望まで、劇・模擬店・展示・映像から選ばせたい。最後に自由記述で一言。全部必須で。
これをAIに投げると、GAS(Google Apps Script)のコードが返ってきます。GASというのは、Googleのサービスを動かすための仕組みです。
中身を理解する必要はありません。 プログラミングを勉強しなくていい、というのがこの方法の要点です。私たちがやるのは、何を作りたいかを言うことだけです。
順番も、あとから直せます。「出席番号はいらなかった」「希望を5つに増やしたい」と言えば、書き直したコードが返ってきます。
GASの使い方は、3ステップだけです
コードをもらったら、動かします。手順はこれだけです。
- `script.google.com` を開いて、「新しいプロジェクト」を押す
- 最初から入っている文字を全部消して、AIが書いたコードを貼る
- 「実行」を押す
これで、自分のGoogleドライブにフォームができています。

初回だけ、承認の画面が出ます
ここでつまずく人がいちばん多いので、先に書いておきます。
はじめて実行すると、「このアプリはGoogleで確認されていません」という警告が出ます。見た目が怖いので、ここで手が止まります。
これは、自分で作ったプログラムを自分で動かすときに必ず出るものです。 画面の「詳細」を開くと、先へ進むリンクがあります。
ただし、この判断が成り立つのは「自分がAIに書かせたコード」だけです。人からもらったコードや、ネットで拾ったコードを、意味が分からないまま貼って承認するのはやめてください。 自分のGoogleアカウントに何をされても文句が言えなくなります。
手で作るより速いのは、こういう場面です
正直に書きます。3問で終わるフォームなら、手で作ったほうが速いです。
この方法が効くのは、次の3つです。
- 質問が多いとき。 20問の振り返りシートのようなものは、しゃべるほうが圧倒的に速い
- 毎年作り直すとき。 去年のコードを残しておけば、日付と行事名を変えるだけで今年のフォームができます
- 同じフォームを、何クラス分も作るとき
★3つ目がいちばん効きます。
クラスごとに分けたフォームを7つ作る、という場面を考えてください。手作業だと、コピーして名前を変えて、7回繰り返します。コードなら、クラス名を並べて書いておくだけで、7つが一度にできます。
作り直しが、一瞬で終わります
もうひとつ、地味に効くところがあります。
フォームは、作ったあとに直すことのほうが多いです。「第3希望までにしたけど、第5希望まで要る」「この質問、必須じゃなくていい」——手で作っていると、そのたびに画面を開いて触ります。
コードが手元にあれば、直すのは1行です。もう一度実行すれば、直ったフォームができます。
そして去年のコードが、そのまま来年の資産になります。手で作ったフォームは、去年の分を探すところから始まります。
集めたあとの分析も、任せられます
ついでに書いておくと、回答が集まったあとも同じです。
Googleフォームの標準画面は、全体の集計しか見せてくれません。回答データを渡して、
2年1組だけの傾向、2年4組だけの傾向、学年全体の傾向を、それぞれ出してください。
と言えば、標準画面では見られない切り口で返ってきます。フォームは、作るところから集計まで、まるごと預けられます。
私が詰まったのは、承認画面でした
正直に書いておきます。この手順で、私がいちばん詰まったのは承認画面でした。
GASを初めて動かすとき、「このアプリは確認されていません」という警告が出ます。見慣れない英語まじりの画面で、どこを押せば先に進めるのか分かりません。ここで手が止まる人が、いちばん多いと思います。
解決の仕方は、拍子抜けするほど簡単でした。その画面のスクリーンショットを撮って、AIに貼るだけです。
「この画面が出ました。どうすればいいですか」と聞けば、どこを押せばいいかを教えてくれます。エラーの文言を自分で検索して、英語の解説ページを読む必要はありません。
これはGASに限りません。詰まった画面は、まずスクショをAIに貼る。これを覚えておくと、初めての作業で止まる時間がかなり減ります。
それでも動かないときは
コードを貼る場所を間違えていることが多いです。エラーの文言ごとスクショを撮って、もう一度貼ってください。何度聞いても怒られないのが、AIのいいところです。
気をつけること
最後に、守ってほしいことを書きます。
- 生徒の個人情報を、コードやAIへの指示に入れないでください。 「◯◯さんの回答が」のような書き方をしない。フォームの器を作るだけなら、個人情報は一切要りません
- できたフォームは、必ず自分で開いて確認してください。 質問の抜け、必須の設定、選択肢の並び。AIの出力をそのまま配らないことです
- 勤務先のルールを確認してください。 学校によっては、GASの利用そのものが制限されていることがあります
- 意味の分からないコードを貼って承認しない(上に書いたとおりです)
まとめ:作るのではなく、言うだけです
- フォームの中身は、音声入力でしゃべるだけでいい。 きれいな日本語は要らない
- 返ってきたコードを貼って実行する。手順は3ステップだけ
- 初回の承認画面は、自分で書かせたコードなら進んでよい。人からもらったコードは貼らない
- 効くのは、質問が多いとき・毎年作るとき・何クラス分も作るとき。3問なら手で作るほうが速い
- 去年のコードが、来年の資産になる
- 個人情報を入れない/出力は自分で確認する/学校のルールを確認する
Googleフォームで何を減らせるかは【必須スキル!】Googleフォームが使って教員の仕事を大幅に減らす方法に、授業アンケートの作り方そのものは教員がGoogle フォームで授業評価アンケートを作成する方法に書いています。AIに学校の文書を任せるときの線引きは【1時間が5分に!】所見をAIを使って一瞬で終わらせる方法もあわせてどうぞ。
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