【完全版】授業・講義で使えるスライドの考え方・作り方まとめ

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【完全版】授業・講義で使えるスライドの考え方・作り方まとめ

教員がスライドを作成・使用する機会は、かなり多くなってきました。

  • 日々の授業
  • 会議
  • 研修などの発表
  • 学校外への説明会・報告・発表
  • 生徒が作成するときの説明

など、数々の場面が想定されます。

PowerPointやGoogle スライドでの発表がスタンダードになってきたからこそ、スライド作成の重要度は増してきました。

しかし、スライドの作成方法を教えてくれる現場はなかなかありません。そのような研修プログラムもありません。

私は赴任当初、右も左もわからないままスライドを作り、二度と使うことのないゴミを量産してきました。

しかし、人に聞いたり、本を読んだりしていくうちに、だんだんと法則のようなものが見えてきました。

今では以下のようなスライドも簡単に作れるようになりました。
※この記事のために作ったもので、実際に使用しているものとは異なります。

黒背景に青い大きな文字で「社会 〜地理と歴史〜」と入れた授業スライドの表紙例
江戸時代と明治時代の教育を、見出しと短い箇条書きだけでまとめた授業スライドの例
「Q なぜ鹿児島の人口は減少しているのか?」と問いを大きく置いた授業スライドの例
背景の写真が濃すぎて表の中身が読み取れない、授業スライドの悪い例
写真の上に「なぜ人と人は支え合うのか?」と白文字を重ねた授業スライドの例
ビルの写真に「高い」「ビル」と黄色いラベルを添えた授業スライドの例

生徒にも、考え方やスキルを伝授したところ、再現することができていました。
つまり、誰にでも再現可能ということです。

ちなみに、私のサイトで使用している画像も全てPowerPointで作成しています。

この記事では、私がスライドについて持っている知識を網羅的に解説しています。
スライド作りの能力を向上させたいと思っている人には必見です!

まずは、スライドのメリットを認識する

まずは、スライドを作るメリットを認識する必要があります。

なぜなら、質の高いスライドを作ることは、時間がかかりすぎるからです。

スライドのメリットを自覚しないまま、スライドを作り続けると、

あの技術も入れたい!
この見せ方も入れたい!

という風に、スライドを作ることそれ自体が目的化してしまいます。

自分で自分の首を絞める働き方は本末転倒です。
そのためにも、

「何のために、スライドを使うのか!」

と、目的を自覚する必要があります。

スライドのメリットとデメリットについては、以下の記事で解説しています。

みなさんは、自分がスライドを作る目的を意識できているでしょうか?

シンプルで丁寧なスライドの作り方を身につける

スライドはシンプルで丁寧なものを作りましょう。

スライドの目的をじっくり考えると、派手でかっこいいものである必要がないとわかってきます。

相手が「見辛い」と感じることなく、スーッと理解できるくらいが最低限のスライドです。

まずは、丁寧なスライドを作る原則を身につけましょう!

基本的には、有名なデザインの4原則を理解しておけば大丈夫です。

以下の記事で解説しています。

おしゃれなスライドのために「背景」を駆使する

スライドの「おしゃれさ」を上げたい場合は、背景がポイントになってきます

白い背景やPowerPointのテンプレートの背景では、「おしゃれ」と思わせることはできません。

以下の例を見ると一目瞭然です。

枠線だけの表を置いた、装飾をしていない授業スライドのひな形
背景の写真が濃すぎて表の中身が読み取れない、授業スライドの悪い例
白い背景に黒文字だけで「なぜ人と人は支え合うのか」と書いた授業スライドの例
写真の上に「なぜ人と人は支え合うのか?」と白文字を重ねた授業スライドの例

少し手間ですが、背景をうまく使うと

「この人、ただものではないな!?」

という印象を持ってもらいやすくなります。
また、好きな背景画像を選択できるため、他の人と被ることもなくなります。

「背景」をうまく使えるようになれたら、学校で使用するスライドにおいては、かなり上級者ということになります。

背景の使い方も含めた、スライドの作り方は以下の記事で解説しています。

作成時間を早める!

納得のいくスライドが作れるようになったら、あとは作業時間を早めましょう!

スライドのデメリットは、なんといっても「時間がかかる」につきます。

相手に伝わる丁寧さと少しのおしゃれさが身につけば、あとは作成時間を早めるだけです!

少しでも早くなれば、スライドのメリットだけを受け取ることができます。

どのようにすれば、スライドが早くなるのか、日々思考することが必要でしょう。

以下の記事でも、スライド作成を早める方法を解説しています。

授業スライドはAIで作れます

まず、いちばん効く話から書きます。スライド作りで時間を食っていた部分は、いまはAIで終わります。

私が昔、時間を溶かしていたのは、この3つでした。

  • おしゃれに見せること
  • アニメーションで見せること
  • 答えを先に見せないための配置を考えること

どれも、中身ではなく見た目の作業です。ここに何時間もかけていました。いまは、ここで困っていません。構成と体裁はAIに投げて、自分は中身だけを見ればよくなったからです。

ただし、3つだけ守ってください。生徒の個人情報を入力しないこと(名前・成績・家庭の事情は記号に置き換えます)。出力は必ず自分で確認すること。そのまま投影しないでください。そして勤務先のルールを確認すること。学校や自治体によって扱いが違います。

スライドは、作りためて継ぎはぎするのがいちばん速いです

AIが無かったころから続けている方法も、まだ有効なので書いておきます。過去のスライドから、ブロック単位でコピペすることです。

スライドの部品は、意外と使い回せます。問いのスライド、資料提示のスライド、まとめのスライド。形式は毎回そう変わりません。中身だけ差し替えれば、1枚あたり数十秒で終わります。

だから、こう考えてください。1つの授業のためにスライドを作るのではなく、あとで継ぎはぎするための素材を貯めている。この意識があるかどうかで、2年目以降の速さがまったく変わります。

貯めるときのコツは1つだけです。あとから探せる状態にしておくこと。どんなに良いスライドも、見つからなければ存在しないのと同じです。整理の仕方はファイル管理の記事に書きました。

ただし、スライドに凝る必要はありません

最後に、ここまでと逆のことを書きます。スライドは、そんなに効果がありません。

先に認めておきます。スライドにはハロー効果があります。生徒に「すごい」と思わせられます。おしゃれなスライドほど、その効果は大きいです。これは本当です。

代償その1:一緒に書き込む体験が消えます

教員が板書し、生徒が一緒に書く。この「同時に進んでいる感じ」は、スライドを流すと無くなります。フェーズが切り替わる場面や、生徒に考えさせたい場面では、手書きのほうが効くことがあります。

代償その2:準備にかけた時間に見合いません

とくに「おしゃれにするための時間」は、生徒の学びにほとんど返ってきません。ハロー効果は残りますが、それは授業の中身ではありません。

念のため書いておきますが、これは私がおしゃれなスライドを作れるから言えることです。作れない人が「スライドは要らない」と言うのは、ただの負け惜しみに聞こえます。作り方を知ったうえで、凝らないと決める。この順番がいちばん強いです。

判断の基準は、いつも同じです。この授業で、生徒に何ができるようになってほしいか。そこから逆算して、スライドが要るなら使う、要らないなら使わない。それだけです。

まとめ

この記事では以下のことを解説しました。

授業で使えるスライド作りの考え方と方法

・スライドの目的を理解する

・相手のことを意識した丁寧なスライドを作る

・おしゃれな背景に使い、少し差別化する

・作業効率を早める

スライドが作れるようになると、何かを説明する場面を任されることが多くなります。

他者に貢献することができれば、それは働き方の改善にもつながります。
ぜひ、習得していきましょう!

授業でロイロノートを使う場合の考え方は、こちらの記事で補足しています。

https://kyoinblog.com/loilo-slide-oshare/

いまは、スライドもAIで作れます

ここまで、スライドの考え方と作り方をまとめてきました。ただ、正直に書いておきます。この作業そのものが、いまはAIに渡せます。

文字は28ポイント以上、1枚に1メッセージ。ここまで読んでいただいた「型」さえ決まっていれば、あとは指示を出すだけで下書きが出てきます。実際の手順は授業スライドはAIで作れますに書きました。

大事なのは、型を知っている人が指示を出すことです。型を知らないままAIに投げると、整っているだけで伝わらないスライドが出てきます。ここまで読まれた方なら、その指示が出せます。

ここまでの内容を、学校の仕事ぜんぶに広げたものをnoteにまとめました。
実際に私が現場で使っている手順と、そのまま使えるプロンプトが入っています。

スライドづくりの2時間が、20分になります

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